生活保護者は都市部に集中しているらしい

生活保護を受ける人

生活保護を受けている人は、田舎よりも都市部に多いらしい。

そう言えば、私が住んでいる町は、過疎化・高齢化が進み年金受給者は多いが、生活保護を受けている人は少ないように感じる。

元々が、スーパーを経営していたので、個人的にお付き合いのある人は、自営業者や中小企業の社長が多かった。

だから、生活保護を受けている人たちとの接点が無いだけなのかも知れない。



そう納得していたんだけど、実際に我が町には生活保護を受けている人は少ないように思う。



付き合い

私の場合、極端に人付き合いが偏っているとは思えないのだ。



地元の消防団や各種イベントのボランティアなどにも積極的に参加していた時期がある。

当然、多くの人と知り合うのだから、偏った付き合いにはならないと思う。



田舎暮らしは金がかからない

現在は、スーパーの経営から撤退し、細々と自営業で生計を立てながら、スーパー撤退時に残った借金を返済中である。

それでも、何とか食べて行けるのである。



借金の返済を考えると「今のままの収入では厳しい」と言うのが本音だけど、食べていければ死ぬ事は無い。

幸か不幸か独身だと言うのも、現状を考えると強みである。



田舎で生活していたら、最低限度の収入は必要だけど、持ち家ならば月数万円で充分に食べていける。

都市部に住んでいたら、とてもそんな金額では食べて行けないだろう。



気になる情報

また、ちょっと気になる情報を見つけた。

 都会に住む方たちにとっては、このような地方の自治体の破綻は全く関係ない別世界の出来事と思われるかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。実は、都市部に必ず悪影響が出ます。
 その一例が、札幌市の生活保護者の急増です。
 人口188万人の札幌市の2008(平成20)年度の生活保護関係の予算は983億円で、一般会計の12.5%を占めています。そして、今年になって申請は急増しているそうです。
 どうしてでしょうか。
 自治体関係者にお話を伺ってみると恐ろしい話を聞くことができました。景気の悪化ということはもちろんありますが、札幌市周辺の財政の厳しい町村役場の人たちが、生活保護に転落しそうな方たちに対して、「引っ越すお金のあるうちに札幌に転居しなさい」と勧めているのだそうです。
 これは自治体関係者の間では、公然の秘密です。それで、札幌市の周辺部の比較的家賃の安い地域に、そのような方たちが流入しているようです。
一部引用:札幌市に送り込まれる生活保護
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1883?page=3

たしかに、引用元のデータを見てみると、札幌市周辺の生活保護予備軍が、札幌市に流入している可能性は否定出来ない。

先細りが確実で、将来的には生活保護に転落しそうなら、余力のあるうちに財政に余裕のある自治体に引っ越すほうがマシだろう。



生活保護者は都市部に集中する

結果的には、生活保護を受ける人は都市部に集中する事になる。



しかも都市部では「持ち家なので、収入が少なくても生きていける」というような状態にはならない。

確実に生活保護が必要になるのである。



地域格差は、田舎に住む人達だけの問題では無い。

中長期視点でみれば、地域格差により疲弊した地域の住民のうち、生活保護を必要とする人たちは、都市部に移住せざるを得なくなるのである。

そして、その人たちの生活保護に掛かる費用は、都市部に住む納税者の負担になるのである。