日本人の誇り - 日々の小さな感動日記

現在、中国の都市で反日デモが繰り返されています。

日本人が暴行を受けたり、日本企業の工場などが打ち壊しに遭ったり、焼き討ちされたり・・・

中国国内では、日本人が一人で出歩かないように勧告されているようです。

これで日本人に死者が出たりすると、一気に国際紛争になりかねません。

それほど状況は緊迫していると考えるべきでしょう。

両国が緊張状態にあるのだから、日本人が中国にいれば暴行される危険性は極めて高いと思います。ところが・・・日本で暮らしている中国人は、今までと変わらず普通の生活をしているようです。

私の職場の近くには縫製工場があり、そこには数人の中国人女性が働いています。

その縫製工場は国道沿いにあるので、自動車の通行量はそれなりに在りますが、国道といってもド田舎の国道沿いですから、街灯は少ないし夜になれば真っ暗です。

彼女たちは数人で歩いて通勤しているのですが、帰宅する時間帯は午後10時過ぎのようです。

午後10時過ぎに若い女性が、街灯が少なくて人通りも少ない暗い道を歩いているなんて日本以外の国では考えられない光景だと思います。

私は職場が近いので、その光景をよく見かけるのですが、いつも「危ないなあ〜犯罪に巻き込まれたりしなきゃいいけど・・・」と思っています。

日本は治安が良いし、日本人は穏やかで優しい民族ですが、全員がそうかと言えばそうとは言えず、一部には「己より弱い者を攻撃する」ような人もいる訳です。最近良く話題になる「いじめ」だって、弱いものいじめです。

世の中には悪い人だっているんですよね。いくら日本の治安が良いからといって、夜中に若い女性が人気の無い所を無防備に歩くのは感心しません。

幸いな事に、彼女たちが犯罪に巻き込まれたという話は聞かないし、私としては「本当に日本は治安が良いんだなあ〜」と感心しています。

しかし、今までが無事だったからといって、今後も無事だとは言い切れないでしょう。

特に、中国で激しい反日デモが繰り返され、デモ参加者が暴徒と化し日本企業や日系の工場を襲撃し、略奪や放火を繰り返している現在の状況では、日本人の対中感情も良好とは言えないし、一部には過激な行動に走る連中だって居ないとは言い切れません。

日本で働いている中国人が、犯罪に巻き込まれないように、雇い主はそれなりの対策を講じて欲しいと思います。

日本で働いている中国人が、日本国内でどれほど居るのか・・・私は調べた事がないので判らないのですが、私の住む町では中国人が犯罪やトラブルに巻き込まれたという話は聞きません。

他の国なら犯罪に巻き込まれても不思議じゃない状況であるにも関わらず、我が町では夜中に若い女性が人気の無い暗い道をウロウロ歩いていてもトラブルが発生していないのです。我が町の治安と民度の高さを物語っているようで喜ばしい事ですし、誇りに思います。

中国で日本企業や日本人が理不尽な暴力を受けている状況でも、我が町では中国人労働者に対する理不尽な暴力は行われていない。これは日本人が誇りに思って良い事だと思うんですよね。

そして、日本中で「中国で日本企業や日本人が理不尽な暴力を受けている状況でも、日本では中国人労働者に対する理不尽な暴力は行われていない。」事が日本人の誇りだ！といえるような社会にしなきゃいけないと思います。