古川康佐賀県知事の辞任について「鶏口牛後」だと思う件

古川康佐賀県知事が辞表を提出した。

佐賀県の古川知事が辞職願提出 佐賀2区で衆院選立候補へ


残りの任期は5ヶ月程度だし国政に関心があるのであれば、今がちょうどいいタイミングだったのかも知れません。

古川康氏が決める事なので、外野があ〜だこ〜だ言うべきではないのだが、敢えて「鶏口と為るも牛後と為る無かれ」と言いたい。

私自身、古川県政は高く評価してるし文句は無い。古川康という人物が、非常に頭が良くてクレバーな人間だという事も知ってる。

元々私は「首長は2期までで終わるべき。」という考えを持っていたのだが、古川知事には3期でも4期でも続けて欲しいと思っていた。それだけに今回の辞任&衆院選出馬は残念だ。


私は「佐賀県だけが良ければ、国はどうでもいい。」なんて考えている訳じゃ無い。ただ「優先順位としては国より自治体を優先するべきだ。」と考えている。

古川知事には今後も「佐賀県の首長を続けて欲しい。」と思っていただけに本当に残念だ。


しかし本人の意思が重要なんだよな。

後継者としては武雄の樋渡市長が有力候補なんだけど、おそらくひと悶着あると思う。

私自身、樋渡市政には興味を持っているし、面白い施策を次々に繰り出してくる引き出しの多さにも感心している。(最近ちょっと大人しい印象だが・・・)

positiveでactive、そしてaggressiveな人物なので、まあトラブルも少なくは無い。

Twitterでは「ひまじんうんこ」という名セリフも産み出した。

それほどにaggressiveな人物である。


私自身は、樋渡氏のpositiveactiveaggressiveな性格を高く評価しているが、佐賀県有権者に受け入れられるかどうかは微妙。

さらに古川県政への評価が高かっただけに、次期県政には高いハードルとなるだろう。


一部のプロ市民放射脳な人たちが古川県政を批判していたりするが、佐賀県民の多くは古川県政を高く評価しているのだ。だから知事選には対立候補が立たない。結果として共産党が候補者を出して無投票だけは免れるという有様だった。

佐賀県は保守的で赤アレルギーが根強い地域ではあるが、私は常々共産党には感謝しなきゃいかんと思っています。共産党が候補者を擁立しなければ、佐賀県知事選や衆院選佐賀3区(今度からは合併して2区になる)は無投票が数十年続いていただろう。

無投票を回避出来たのは共産党のおかげなのだ。


ちょっと話がそれたので・・・戻す。

優秀な人物だとは思うのだが、樋渡啓祐氏はクセが強すぎる。保守的な佐賀の有権者に受け入れられるのか?かなり微妙な印象を受けます。

個人的には、古川康氏も樋渡啓祐氏も応援するけど、なにせ佐賀と唐津じゃ文化も違うし地域性も違うから判断が難しい。