蛍光灯をLEDに換える時の注意点と器具をLED専用に改造する話

LED照明が安価になり、従来の白熱灯や蛍光灯より優れたコスパを発揮していますね。

我が家もそろそろ蛍光灯からLED照明に変更しようかと考えているところです。


LEDのメリット

従来の電球、蛍光灯と比較して、寿命が圧倒的に長い。個人じゃその寿命の違いが測定出来ないほど長いです。

消費電力が抜群に少ない

虫が寄り付かない!ほとんど虫が寄ってきません。

などなど、メリットは数え切れないんですが、今回は節電効果&費用を重要視してエントリします。


白熱灯の場合

白熱灯の場合は、白熱灯をLED電球に変えるだけで使用電力が80%以上削減出来るので、白熱灯を使用してるご家庭ではスグにでもLED電球に変更した方がよろしいかと思います。

単純に電球を交換するのと同じ要領ですから心配ありません。


東芝LED電球 一般電球形5.6W 2P LDA6N-H-2P

東芝LED電球 一般電球形5.6W 2P LDA6N-H-2P


蛍光灯の場合

蛍光灯をLEDに変更する場合も、実は蛍光灯と同じ要領で交換可能なんです。蛍光器具をLED専用の器具に買い換える必要はありません。


ただし従来の蛍光器具を使用する場合は、節電効果が少ないです。

その理由は安定器にあります。従来の蛍光灯は安定器を使用していますが、実はこの安定器の消費電力が馬鹿にならないんですよね。

LEDは安定器を必要としませんから、LED専用の器具に買い換えれば抜群の節電効果が期待出来ます。


とはいいましても、器具まで買い換えるのは予算がちょっと・・・

そういう人は従来の蛍光器具を使用して、蛍光灯をLEDに交換するだけでも節電効果は期待出来ます。



上級者編

多少電気の知識がある人ならば、従来の蛍光器具から安定器を外してLED専用器具に改造する事も出来ます。


私の場合は一応電気の知識があり、電気工事の経験があるので躊躇無く改造しました。

安定器を外すだけですから簡単な作業ですから、誰にだって出来るとは思いますが、電源を切って作業しないとショート(短絡)させて、火災の原因にもなりかねないので注意が必要。


多少経験がある人ならば大丈夫でしょうが、火災等のリスクを考えるとLED専用器具を購入した方が安心でしょうね。


なんせ電源をOFFにして作業する訳ですから、夜間などは真っ暗闇の中で作業する事になります。私は懐中電灯の明かりで作業しましたが、かなり苦労しました。

明るい場所で作業するなら、ものの5分で終わる作業なのに・・・15分近く掛かった。

使用した工具と部品

ニッパ 電気配線には必要不可欠なツールですね。私を含め多くの人が電線の被服を剥がすのもニッパを使用しています。

ニッパで被覆を剥がすのは簡単ですが、なれない人はワイヤーストリッパーがあれば便利!

ベッセル(VESSEL) ワイヤーストリッパー No.3500E-1

ベッセル(VESSEL) ワイヤーストリッパー No.3500E-1

圧着ペンチ 圧着端子を圧着するときに使用します。

絶縁被覆付き閉端接続子 電線を結線する時に使用する部品です。


ホームセンターなどでは10個入りくらいで販売されてます。


工具と部品はコレだけなんですが、圧着工具なんて一般家庭で使用する事は無いでしょうし、全部揃えるとなると費用が馬鹿にならん。

LED専用に改造するのは、圧着工具などを持っている電気工事関係の人か、電気工事好きのマニアックな人という事になりそうですね。


結論

一般家庭の人ならLED専用器具を購入した方が安価だし、安全ですね。

従来の蛍光器具をLED専用器具に改造するのは技術的には簡単ですが、工具を準備する事を考えると費用対効果が微妙。

安全性を考慮すれば「LED専用器具を買いましょう!」って結論に達しました。


LED蛍光灯専用器具(台座)です。


注:上級者用に改造の手順と配線図を紹介しようと思ったんですが、火災等のリスク回避のため止めました。