スピリッツ紙の美味しんぼ騒動に対する提案
先日から話題になっている小学館のビッグコミックスピリッツ紙の美味しんぼ騒動ですが、ネット上では風評被害を拡散してるという批判の嵐です。
そもそも美味しんぼという漫画の原作者・雁屋哲氏は食に関する知識が絶望的に不足していて、特に食の安全・安心に関しては無知といっても過言ではないと私自身は感じておりました。
当Blogでも何度か食の安全については書いた事があるので、今回は美味しんぼ騒動について書こうと思います。
きっかけ
今までもはてブでコメントはしていたんですが、今日このエントリ⇒http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-e4df.htmlを読ませて頂いて、ちゃんとBlogで書こうと思ったんです。
よいキッカケを頂いた事に感謝です。
風評被害について
ここで雁屋哲氏およびスピリッツ編集部を批判し糾弾するのは簡単な事なんですが、それだけでは芸がないというか解決しないと感じたので、今回は少し視点を変えて考えてみたい。
確かに今回の美味しんぼ騒動は、科学的・医学的には何の根拠も存在せず、ただただ風評被害を拡大させているだけなので、批判されて当然だと思います。原作者が逆ギレしてて更に燃料投下した印象も否めません。
しかし、雁屋氏やスピリッツ編集部を糾弾し、反省・訂正が可能だとしても風評被害の拡大を止める事は難しそうです。
なにか解決策を考えなきゃ!
無責任に風評被害を拡大させた責任は雁屋哲氏およびスピリッツ編集部にあります。
何度も書きますが・・・問題が問題なだけに、原作者と編集部が謝罪したところで風評被害は収まらないんです。
雁屋氏がペンを折り、スピリッツ紙が廃刊になったとしても、一度拡がり始めた風評被害は止まらないし、更に人々の不安を煽りながら拡大するでしょう。
ならば、どういう解決策を講じるべきなのかを考えるのが重要だと私は感じました。
提案
風評被害の拡大を阻止し、速やかに解決するにはどうするべきか?
非常に難しい問題ですが、私に一つの提案があります。
- スピリッツ紙は紙面で謝罪を行う。
- 紙面に訂正記事を掲載する。
- 風評被害防止・対策記事を特集として掲載する。
- 以上の記事を紙面の5〜10%を使用して掲載する。
- 掲載期間は風評被害が収まるまで続ける事とする。
という条件ではどうだろうか。
「紙面の半分くらい使えよ!」という意見が聞こえてきそうですが、現実問題としてコミック誌の紙面の半分が同じテーマだとすればコミック誌としての魅力は無くなり、折角の特集記事も人目に触れる事がなくなります。5〜10%くらいが一番効果的だと思います。
スピリッツ紙にとっては、紙面の5〜10%を割いたとしても風評被害防止・対策特集が優良ならば、新たに魅力的なコンテンツを手に入れる事も可能です。
Win&Winとはいかないまでも、双方にとってそれなりに納得出来る妥協点なのでは無いかと思います。
どの状況で風評被害が収まったと判断するのか微妙ではありますが、そこはスピリッツ紙でアンケート調査でもしてスピリッツ紙が判断すれば良いと思います。
特集記事が盛況ならば風評被害が収まってからも続ければ良いし、もしタイミングを見誤って早期に特集を止めちゃったら、その時はユーザーからの審判が下るでしょう。
妥協案と一笑に付されそうですが、私が考えられる提案はこんな感じです。