無慈悲な○○
この一週間で私の関心を独り占めした話題は・・・
北朝鮮による無慈悲な挑発の連続でした。
北朝鮮が何処まで本気で戦争を考えているのか私には判りかねますが、北朝鮮が敵国とみなしている米国・韓国は当然の事、我が日本でも最悪の事態を想定した危機管理が必要だと考えています。
「イージス艦やPAC3の配備、偵察機の出動などに散々コストを掛けさせられて、最後には無慈悲なスッポカシになりかねない」と思うものの、何も無ければ何も無いに越した事は無いんですよね。ただし、政府としては常に最悪の事態を想定して対応するという事が重要です。
戦争というモノには常に犠牲が付きまとうものだし、大抵の場合その被害は社会的弱者が被る事になります。子どもであったり、年寄り、貧しい人たちが一番被害を被るんですよね。
社会的弱者に更なる悲惨な生活を強いるような世の中は嫌です。日米韓の政府としては、最悪の事態を想定し対応しつつ、最悪の事態に陥らないような努力が要求されています。非常に難しい問題ですが、なんとかやり遂げて欲しいと思います。
北朝鮮の無慈悲な挑発行為ですが、日本ではパロディー化されたりして、認知度は抜群ですね。不謹慎な話ですが、2013年上半期の流行語大賞に値するくらい無慈悲な○○が浸透しています。
いっそのこと「無慈悲な○○」を流行語大賞にノミネートして、我が国の懐の深さを見せ付けても良いんじゃないでしょうか?
北朝鮮の指導者が、日本という国は「とてつもなく懐の深い国民性を持つ国だ。」と判断するか、「何かの罠じゃないか?」と判断するかは判りかねますが、我々としては「日本は、ミサイルによる武力外交に対して、流行語大賞という賞で対応した。」という自己満足くらいは得られるんじゃないでしょうか?
相手が洒落のわかる人たちなら、振り上げた拳をおろすキッカケになるんじゃないかと思います。逆に「馬鹿にしやがって!」と逆ギレされる危険性も無いとは言い切れませんが・・・
北朝鮮がミサイルを発射したと想定して、日本海に配置されているイージス艦がミサイルを撃落とすでしょ。そしたら米国が「イージス艦の性能は凄いだろ?あと10隻くらい買えよ!」って言い出しそうです。更に戦闘機や偵察機等の購入も要求されて、日本の支出は激増する事になりかねません。もしイージス艦がミサイル迎撃に失敗した場合、「配備してる数が少ないから失敗した。あと20隻くらいのイージス艦が必要だね!」って言われて、結局日本の支出が激増するんだよね。
北朝鮮がミサイルを発射した時点で、日本の支出が大激増し、米国の軍需産業が活性化するってシナリオは出来上がってるんだよな〜。困ったもんだ。
なんとかならんもんやろうか?