やっぱ日本の技術は凄いわ!ちゃ〜んと進歩しとるんや!!

はてブで面白い動画を見つけた!

小谷鋼管(株)の3次元レーザー加工機の動画です。





約30年ほど昔、私は初期のCO2レーザー加工機のオペレーターだった。

当時は鉄板を加工するだけの単純なマシンだった。

馬鹿でかい加工テーブルに真鍮製の針(剣山と呼んでいた)が沢山並んでいて、その上に鉄板やSUS板を乗せて加工していた。

私が使っていたレーザー加工機のテーブルは、X軸とY軸が動くだけの2次元のものだった。しかも500w・・・

一度パイプの加工にチャレンジした事があったが、焦点距離が調整できずに断念した。当時のレーザー加工機なんて、「ノズルを手動で動かして焦点距離を合わせる」という代物だったので、凹凸のある素材の加工は困難だった。ノズル部分にスプーンのような形状の部品を取り付けて、習い加工的に焦点距離を合わせたり出来たのだが、余りにも効率の悪い作業になるため、レーザーのオペレーターだった時には数える程度しか使用していない。



3次元レーザーが全盛になった頃にはレーザーのオペレーターは卒業して、違う分野に移動になっちゃったんで、私の知っているレーザー加工は30年前のままである。

あの頃は本当に好奇心旺盛だった。国際見本市に最新のレーザーを見に行って、ウォータジェット加工機に釘付けになったり、NCフライスやマシニングセンタに憧れたり、ワイヤーカットなどの放電加工にも興味があった。

私の知ってる加工方法は全てが20年以上昔の技術なので、現在の加工方法や工作機械を見ると驚愕してしまう。

失われた20年とか平成不況とか言われて、なんかネガティブな時代を生きてきたけど、なんやかや言うてもイロイロと進歩しとるやん。新しいテクノロジーも生まれたし、既存の技術は進歩してる。

日進月歩進歩しとるから、現場の人や関係者は進歩しとる事を感じ難いかも知れんけど、俺みたいに何十年振りに最新の技術を目の当たりにしたら、はっきりと進歩が判るもんやな。進歩というより驚愕なんや。凄いわ!!



やっぱ日本の技術って凄いと改めて感じた。なんや知らんけど、気持ちが前向きになったもんやから、感謝の意味も込めてブログに記録した。