中国や韓国の靖国批判は正気の沙汰とは思えない理不尽な因縁

最近また閣僚の靖国神社参拝が話題になっています。

よく「靖国神社にはA級戦犯が合祀されているから云々」という屁理屈をいう連中がいますが、私は東京裁判極東国際軍事裁判)が、人類史上最悪かつ非人道的裁判(裁判とは言い難いくらい)だと考えています。



だってあれは、差別主義者による「白人に反抗した黄色い猿に対する制裁」に過ぎない。
詳しくは過去のエントリを読んで下さい。⇒http://d.hatena.ne.jp/kunitaka/20120121/1327139922



私は、大東亜共栄圏という考え方の方が、欧米列強国によるアジアの植民地政策より遥かに人道的かつ優れた考え方であると思っている。


当時の日本人の中には大東亜共栄圏という思想より、欧米に肩を並べる為にアジアを植民地化しようとした人たちも一部にはいたでしょうし、中国で非人道的な振る舞いをした日本人兵士もいたと思います。しかし、大半の日本人兵士(その中には当時日本人として一緒に戦った朝鮮人兵士も含まれる)は、大東亜共栄圏という思想の下で、欧米列強の植民地政策からアジアを開放する為に戦ったんです。



そりゃ〜多くの植民地を失った欧米列強国側から見れば、日本軍の行為は侵略と言えるでしょうが、その後独立を果たしたアジアの国々から見れば、日本軍の行為は「アジアの解放戦線」と言えるでしょう。実際にそういう印象を持つアジアの国々は少なくないです。



一部の国(中国・韓国)が、日本の閣僚が靖国神社に参拝すると痛烈に非難してくる訳ですが、中国の場合は自分達の国が欧米列強の植民地だったという事に気がついていません。中国の一部が欧米の植民地になっていても気がつかない程に巨大な国土だったからでしょう。ですから中国の立場としては「中国全土で戦争を行った日本に対する不満」がある事は仕方の無い事実だと思います。ただし、日本と戦ったのは中華民国蒋介石政権)であり、現在の中華人民共和国とは少し違う存在です。

現在の中華人民共和国の前身は、日中戦争で日本と蒋介石政権が戦ってお互いに疲弊した隙を突いて台頭してきた毛沢東が率いる中国共産党八路軍)です。

その中国共産党軍により、日本と戦争をしていた中華民国は大陸を追われてしまいます。大陸を追われた中華民国は台湾に逃れる訳ですが、その台湾はご存知の通り親日です。

台湾が日本の閣僚の靖国参拝を批判していないのに、なぜ中華人民共和国が日本を非難するのか私には理解しかねるトコロです。



よく話題になる南京大虐殺ですが、私自身は南京で虐殺行為が行われた事は否定しません。「おそらく虐殺行為は行われたであろう。」と考えています。ただし虐殺の被害が30万人という話は「随分話を盛っているな。」と考えています。元々中国は、李白杜甫の時代から数字を大げさに表現する文化だったから、数字は在り得ないほど大げさに表現しているんだと考えています。大げさに表現するのが悪い事とは思わないし、それが中国の文化なのだから「そういう文化なのだ。」と理解するべきだと考えています。

私は結構好きなんですよね。漢詩って!!本当に素晴らしい文化です。

だから「30万人の虐殺は大げさだと思うけど、数十人から数百人に対する虐殺行為は行われたであろう。」というのが私の見解です。数字が大きかろうが小さかろうが虐殺行為を容認する訳にはいかないですし、虐殺行為は虐殺行為として大いに反省するべきだと思います。



ただし、その事を外交上のカードに使う行為には批判的な立場です。そんな事がまかり通るなら、日本に非人道的兵器(兵器に人道もクソもないと思うが・・・)である原子爆弾を使用した米国に対して、日本は大声で「米国は非人道的兵器を使用した!!」って非難をしなきゃなりません。過ぎた過去の悲しい出来事を外交カードに使うなんて論理的ではありませんし、倫理に反する行為です。核兵器に対してはトコトン批判するべきですが、その事で米国を非難するべきじゃないんです。憎しみは連鎖して更なる悲劇を呼び込むんです。悲しい過去を繰返すような馬鹿げた論争は避けるべきでしょう。



更に訳が判らんのが韓国です。大東亜戦争当時、朝鮮は日本でした。多くの朝鮮人が日本人(日本兵)として、大東亜共栄圏という思想の下で、アジアの開放を目指して戦ったのです。

当然、多くの朝鮮人兵士が日本の戦没者として靖国神社に奉られています。

なぜ韓国が靖国神社に対して批判するのでしょう。まったく理解出来ません。



まあ戦後の反日教育の結果と言ってしまえば簡単なんでしょうけど、韓国政府として正式に非難しているのだから、韓国の総意とまでは言えなくとも、韓国の公式な見解と考えなきゃいけないでしょう。私に言わせれば「記憶障害国家なのか?」ってレベルの話で全く理解に苦しむ話であります。



中国・韓国の見解は全く理解出来ませんが、それに同調する日本人も訳が判らん。神社に参拝するのに他国に配慮する必要なんか無いんです。

靖国神社に参拝したいから参拝した。他国に因縁つけられる筋合いは無い!」とハッキリ主張するべきだと思うんですよね。

中国や韓国の靖国批判がまかり通るなら、米国は一部のイスラム教徒がテロ行為を行っているからって理由で「イスラム教の寺院(ムスクというべきか?)での禁止する」って事になるだろうし、「米国内にムスクの建設は許さない」とか「ムスクに参拝する奴は許さない」って話になる。そんなのが正気の沙汰とは思えないんですよね。



要するに、中国や韓国の靖国批判は正気の沙汰とは思えない理不尽な因縁なんです。

そんなのにマトモに付き合う必要なんか無いという話です。