オーガニックのステマブログ?を読んだ感想
今日読んだブログの中で一番インパクトがあった記事。
ほんものの食べもの日記partⅡ ほんとうに皆知らないんだなあ。食品添加物の話
さらに驚いたのが、この記事に付けられたはてなブックマークです。
http://b.hatena.ne.jp/entry/hontabe.blog6.fc2.com/blog-entry-254.html
このほんものの食べもの日記partⅡってBlogは、明らかにオーガニック食品のステマブログです。他の記事に目を通せば「あ〜オーガニックのステマか!」って判ると思うんです。
オーガニックのステマブログなんだから、食品添加物を否定的に扱うのは当然といえば当然なんですが・・・記事タイトルにほんとうに皆知らないんだなあ。なんて、一般の人を上から見下したようなタイトルをつけるから、多くの読者の反感を買った模様。
そもそも一般に流通している食材で、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌していない生の食材なんて極めて少数です。レストラン等のサラダなら、ほぼ100%に近い確立で次亜塩素酸ナトリウムで殺菌してるはずです。
本当に知らない人もいるでしょうけど、知ってる人も結構多いと思います。
「何馬鹿なこと書いてんだ!」って反論したくなる気持ちも判るんですが、オーガニックのステマブログにマジギレするのも何だかなあ〜って気もするんですよね。
私は個人的にベジタリアンとかオーガニックとか信用してないんです。ベジタリアンに関しては肉や魚は駄目なのに、なぜ野菜は食べていいのか理解出来ない。生き物を殺すのが駄目だって理屈なら「植物だって生きてるんだよ!」って言いたくなるしね。
オーガニックって有機栽培って意味で、化学合成農薬や化学肥料を使わない栽培方法の事だろ?そりゃ〜家庭菜園レベルなら可能かも知れないけど、職業として成立するには無理な気がするんです。
だから一部のオーガニック好きを囲い込んで、馬鹿みたいに割高な野菜を売って採算ベースに乗せている。という印象しかないんですよね。
ある意味信仰に近い印象なんです。
おそらくブログの管理者も極々限られた読者を対象にして記事を書いているだろうし、読者もオーガニックに関心がある人か、既に取り込まれてオーガニック信者になってる人だけだったはずです。関心がある人に読ませて洗脳しちゃうって戦略のブログでしょうから。
ところが、誰か(少なくとも3人は存在する)がはてなブックマークしちゃったせいで、大勢のはてな民の目に止まり大炎上しちゃった。という流れでしょうか。もしかしたらTwitterによる拡散もあったかも知れません。
炎上マーケティングとしては大成功だったかも知れませんが・・・結果的にネガキャンになってるかも知れません。
私個人の意見としては、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌する方が安全だと考えています。
特に生野菜等は大腸菌やサルモネラ菌が怖い。細菌による食中毒のリスクと次亜塩素酸ナトリウム水溶液(1%前後に希釈したものが使われている)のリスクを比較すれば、細菌の方が遥かに怖いです。
ただし水道水には僅かながら塩素が残留しているので、水道水で洗えば細菌のリスクは減らせると思いますが・・・
ちなみに・・・仕事で次亜塩素酸ナトリウムを使用している私としては、「1〜2%に希釈された次亜塩素酸ナトリウムは安全だけど、12%の次亜塩素酸ナトリウムは怖いよ!」という意見です。
12%の次亜塩素だと、目に入ると失明するかも知れない。私の経験だと、12%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に手を入れると手の表面がヌルヌルしてきます。恐らく手の表面の皮膚が溶けているんだと思う。
私は基本的に薬も濃すぎれば毒だし、毒も薄めれば薬だと考えている。
次亜塩素酸ナトリウム(主に消毒)の他にも、みかんの缶詰工場ではみかんの薄皮を除去するために、塩酸や苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が使われてるし、食品関係の工場等で使用されている劇薬は多いです。もちろん希釈して使用されるので人体には影響ないんですが、それすら危険だと感じる人がいても不思議じゃない。
そういう人は食べる物が無くなってしまいますが・・・
オーガニックって、そういうメンドクサイ人の最後の拠り所なのかも知れませんね。
細かい事を気にし過ぎて食べ物を美味しく食べられなかったり、考えすぎて精神的に参っちゃうより、国の決めた基準を満たしてるなら大丈夫!くらいの気持ちでいた方が、絶対に幸せだと思います。