人間という奴は、頭で考えている事を、なかなか実行できない厄介な生き物である

毎日寒い日が続いていますね。

田舎暮らしの悪癖とでもいうべきだろうか。ちょっとした買い物でも車で出かける事が多いです。

車に乗ってスーパーやコンビニに行って買い物をする訳ですが、このときにジャンバーとかコートを着るか着ないかで悩むことがある。

車の乗り降りの時に寒いだけなので、上着なんか必要ないと思って上着を着ていないときに限って知り合いに会う。

「寒いですね〜」と声を掛けられ、私も「ホントに寒いですよね」って答えたんだけど、「寒いのに随分薄着ですね」なんていわれる事が多い。

「車で来たから上着は着てこなかった」って応えるんだけど、なんとなくバツの悪い感じがする。

歩いて5〜6分のスーパーなので、ワザワザ車で来る必要は無いんだけど、いつもの車で買い物に行く。

買い物なので行きは手ぶらなのだが、帰りには荷物があるのだ。車で買い物に行っても問題ないと思うのだが、なんとなく近い距離なのに車を使って、ガソリンの無駄遣いをしているような気がして後ろめたい気持ちがあるのだろう。

エコロジーブーム(私は一過性のブームだと考えている)のせいだろう。

温暖化だの資源の枯渇だの、エコロジーブームの仕掛け人たちは大騒ぎしているが、踊らされている庶民は「エコ!エコ!!」と連呼してるが、エコ=エコロジーの略という事すら知らない人も多い。

意味さえ判っていれば、エコと言ってもエコロジーと言っても問題ないのだが、ただブームに便乗してエコ祭りをしている人も多いんじゃないだろうか。

ブームに便乗する前に、ちゃんと自分で考えようよ。

二酸化炭素温室効果がある事は認めるけど、大気中の二酸化炭素が増えれば、植物にとって最適な環境になり、植物が繁栄する。そして植物が増え過ぎた二酸化炭素を酸素に変えるので、大気中の酸素・二酸化炭素の比率はバランスよく保たれているのだ。

何億年という地球の歴史の中で、一時的にはバランスが崩れる事があるが、あくまでも一過性のものであって、スグに元に戻るのである。

何億年という地球の歴史の中で、一時的に温暖な時期になったり、氷河期になったりするが、長い期間で考えると温暖化と寒冷化を繰り返しているのである。

人間の営みが一時的に地球環境に影響を与えることはあっても、恒久的に影響を与える事なんて考えられない。

もし、人間の営みが地球環境に恒久的に影響を与えると考えている人がいるならば、それは傲慢な人間のエゴだ。

エコ!エコ!!と大騒ぎしている人は、エコではなくエゴだと思う。

そもそも、温暖化しているという事を証明した奴がいないだろ。

氷河の端が溶け落ちるシーンをテレビで流していたが、氷河の端は常に溶け落ちてるもんだ。

氷河期だって一番端は解け落ちていたはずだぞ。(見てきたわけじゃないけど)。

エコロジーブームなんて、エコビジネスで大儲けしようと考えている一部の人間の戦略に過ぎないし、テレビはエコビジネスを手がけている企業がスポンサーだから、視聴者を騙すような映像を垂れ流しているに過ぎない。


現実問題として、二酸化炭素の排出量を金銭で売買してるじゃないですか。

本当に二酸化炭素の排出量を規制する必要があると考えているなら、売買なんて真っ先に廃止されるべきだろ?

ただ、化石燃料が有限であるという事は事実なので、出来るだけ化石燃料の使用量は減らすべきなんだけどね。

子どもの頃、「テレビばっかり見ていると馬鹿になるよ」と親や先生から怒られたものだ。

当時は「うちの親(先生)は、なんて非科学的な話をするんだろう。」と馬鹿にしていた。

小学生の頃に、大人を非科学的な馬鹿だと感じたことが、今の私の捻くれた性格に大きな影響を与えている事は間違いないのだが・・・。

ところが、今になって思うのだが、テレビばっかり見ていると本当に馬鹿になるんだと痛感している。

エコロジーブームに便乗して、大騒ぎしている人を見るとき、選挙の時にテレビが紹介していた民主党マニフェストを信じていた人を見るとき、社会問題(八ツ場ダム・諫早干拓事業・TPPなど)について、落ち目のタレントが発言したコメントを信じ込んでいる人を見たときなど・・・

やはりテレビばっかり見ていると馬鹿になるんだと今更ながら感心している。

まあ。私が子どもの頃に「テレビばっかり見ていると馬鹿になる」と主張していた親は、晩年テレビばっかり見ていて、テレビ局の思惑通りに信じていたんだが・・・

ついでに書くと、インターネットは非常に便利なツールだが、情報自体は玉石混在というか、情報操作したい人も沢山いるので騙されないように真実を見抜く力も必要になる。

新聞にしろ、テレビにしろ、インターネットにしろメディアという奴は常に発信された情報の真贋を見極める力が要求されるのだ。

特に、新聞・雑誌・テレビ・ラジオの場合は、必ずスポンサーが存在し、情報はスポンサーの利害を考慮して発信されるので、その事だけは忘れてはならない。

今のところ、インターネットではスポンサーの利害の影響は少ない。しかし、ネットが主力メディアに育てば、当然スポンサーの利益というバイアスが掛かるだろうと思う。


やっぱり、常に自分の頭で考え、真贋を見極める努力を怠ってはならないのだろう。

ちなみに私は、地球の温暖化なんて嘘っぱちだと考えているが、化石燃料自体は有限なので、出来るだけ使用料を減らすべきだと考えている。

考えてはいるんだが、近所のスーパーに車で買い物に出かけてしまうのである。

人間という奴は、頭で考えている事を、なかなか実行できない厄介な生き物である。