加速を続けるポピュリズム
確かに国民的人気者だし、柔道のスペシャリストではある。
しかし、政治の世界では未知数である。
もともとタレントを出馬させて議席を確保していたのは自民党だった。
自民党は、未だに同じ手法を使っているが・・・
ところが最近は、タレントや有名人を使った選挙活動は民主党の方が盛んだ。
日本の二大政党がお互いに著名人を起用した選挙活動をしている。
そして、国民は何の疑いも無くタレント候補に投票する。
現在、鳩山内閣は迷走を繰り返し、総理は目に涙を溜めて言い訳を繰り返している。
確かに、実現できないマニフェストを掲げ政権交代を果たしたのだから、マニフェストが実現できなければ、国民から批判されても当然だと思う。
しかし、国民は鳩山内閣を批判出来るのだろうか。
たしかに無能な政府だとは思うが、無能な政党を支持して無能な内閣を生み出したのは、国民自身である。
民主党政権が日本をダメにするならば、一番罪が重いのは民主党議員や民主党の支持者である事は間違いないが、民主党を選択した国民にも責任があるのだ。
鳩山内閣を批判する前に、シッカリ反省をする必要が在るんじゃないだろうか。
国民的人気者・柔ちゃんが参院選に出馬しても、有権者はしっかり彼女の政治理念や政策を評価して投票するべきである。
しかし、最近はポピュリズム（衆愚）に傾倒しすぎだと思う。
どこまで、このポピュリズムは加速し続けるのであろうか。
ポピュリズムに傾倒した社会には、明るい未来なんて無い事だけは確かなんだけどなあ。
