なぜ新党なんだろう
与謝野さんが平沼さん達と一緒に新党を結成するというニュースが流れました。
確かに新政党を結成して、政党による政治を行ったほうがやり易い・・・というか、政党として発言しなきゃ、どんなに素晴らしい政策でも握りつぶされてしまう可能性の方が高い。
しかし・・・新党と言う割には目新しさの無いメンバーである。
今までは、民主党の事をはぐれ自民党と旧社会党の残党を集めた政党だと思っていたが、今回誕生するであろう新党は100%はぐれ自民党という印象が強い。
新党のネーミングは「はぐれ自民党」とか「新自由民主党」というネーミングでも良さそうだけどね。
自民党内の一派閥のような印象が強い顔ぶれだもんね。
政治を行う上で、政党に所属することが重要な事は間違いないんだけど、現在の政党政治に限界を感じている私としては、「はぐれ自民党」なんて結成する事が馬鹿馬鹿しいとすら感じる。
党利党略?
アホか!
党利・党略・党則・・・
政治家は政党の為に働くんじゃないぞ!
国家と国民の為に働くんだ。
政党助成金制度は終わりにしよう
ところが政党政治を行っているうちに優先順位が入れ替わって、国家や国民の事よりも政党の方が優先順位の上位になっていないかい。
やっぱ、政党助成金の影響が強いんだね。
政党時助成金制度はサッサと止めるべき。
私は子ども手当てや高校無償化にも懐疑的なんですが、政党助成金に至っては懐疑どころか諸悪の根源になっているんじゃないかとさえ思う。
「政党助成金が無ければ、金持ちしか政治家になれない。」と主張する人がいるけど、「金が無いから政治家になれない」という泣き言をいう奴には政治家になる資格なんて無いだろ?
金が無いなら、金を作るって(貯めて)から参加すればいいと思うんですよ。
簡単に金なんか貯まんないけど、己の選挙資金も満足に作れない人に、国の経済を立て直すなんてムチャな話ですよ。
己の政治資金を集めるより、国の財政を好転させるほうが遥かに困難な事なんじゃないの?
だから政党助成金制度は終わりにしよう。
政党助成金があるから、政治家は党利に傾倒するんであって、政党助成金さえなければ自ら選挙資金を捻出しなきゃイカンようになる。
そうなると経済に強い者が候補者として立候補するようになるから、国の財政だって上向くと思うんだ。
政党助成金頼みの経済音痴や、還暦過ぎてもママから仕送りしてもらっているような連中に景気対策なんて出来る訳ないだろ?
自分の選挙資金も作れない奴が、国家の財政を論じる事自体が間抜けな話なんだよ。
比例代表
政党助成金が無ければ与謝野さんは新党を作らないんだろうか。
与謝野さんはそれでも新党を作るだろうね。
だってミスター比例復活と呼ぶに相応しい比例代表の申し子みたいな人だもんね。
小選挙区で負けても比例で復活当選なんか出来るシステムだから、政党中心の考え方になるんであって、比例代表制が無ければ現在のように党利党略を最優先する必要はなくなると思うんですよね。
政党中心の政治になるから世の中は捻じ曲がっていくんじゃないか?
国家や国民中心の政治を行えば、効果の期待出来ない無駄な政策も無くなると思うよ。
Aという政策には反対だから、党派を超えて反対する。
Bという政策は期待出来そうだから、党派を超えて意見交換をする。
というような政治にならなきゃ、いつまでたっても国民の為になる政策にはたどり着かないよね。
「たった一人でも自分の信念に従って意見を述べる。」という気概のある政治家がいなくなった事が最大の悲劇なんだと思うんだ。
空気なんか読んでないで、自分で考えろ
「空気を読めない・・・KY!」などと言う奴がいるが・・・
アホか!
空気ばっかり読んで、他人と同調する事しか出来ない奴なんてロクなもんじゃないぞ。
自分の意見より周囲の空気が優先なんて、日本人はいつからこんなに馬鹿になったんだ。
他人から批判される事を恐れ、周囲の意見に流され続ける。
前回も書いたけど、何かアクションを起こそうとすれば、批判はツキモノなんだよ。
全ての人間の利害が一致する事なんて無いんだからさ。
批判が怖いなら、何もアクションを起こせないだろ?
そしたら何も変化しないし、何も進歩しないんだよ。
批判を真っ向から受け止めるという気概を持って政治家は頑張って欲しいんだ。
そうする為には、政党という鎖は邪魔なんだよ。
「このまま民主・自民の二大ポピュリズム政党が政治の中心にいたんじゃダメだから、新党を作ってポピュリズムの一角を崩す。」って信念があるのかも知れないけど・・・
多分与謝野さんには無いだろうな
どうせ離党したんなら政党政治との決別を宣言したほうが良かったと思う。
与謝野・平沼新党がどんな路線を行くのかは知らんけど、そろそろクダラン政党政治に見切りをつけて、個々の政策毎に協力しあうような政治にしなきゃ拙いんじゃないか。