昨日のエントリについて

昨日のエントリに沢山のブクマが付いていてちょっぴり面食らっています。

それだけぺヤングのゴキブリ混入事故が注目を集めているのでしょう。

多くの人が食品衛生に関心を持ってくれたことは非常に嬉しいです。

良くない事なんですが、多くの人が食品衛生に関心を持ってくれるキッカケになった事件ですよね。


私自身は、食品製造現場の人が食の安全の為に、高価な検査機器を導入したり、毎日丁寧に掃除や洗浄を行ったりしている事が伝われば嬉しいと思っています。

捕虫器や捕虫トラップを設置したり、隙間という隙間にシリコンコーキングをして塞いだり、換気扇の排出口に目の細かいSUS製の網を張ったり、製造現場で防虫対策を続けている担当者の涙ぐましい努力を解って欲しかったんですよね。


しかし、同じ業界の人間としてぺヤングの従業員に対して複雑な気持ちを持っています。

食の安全・安心の為に食品製造業の人が涙ぐましい努力を続けているのに、ぺヤングの件で食の安全・安心が揺らいでしまった事に憤りを感じる反面、今頃ぺヤングの従業員(特に担当者)は憔悴しきっているだろうな。もしかしたらうつ状態になってるんじゃないだろうか?という同情の気持ちも加わって、本当に複雑な心境です。


これを機会に、まるか食品が食品衛生に力を入れた良い職場になればいいなと思います。

起きてしまった事故は取り消す事が出来ませんが、今回の事故を真摯に反省し時間を掛けて信用を取り戻して欲しいと思います。

もちろん私にとっても、いつ明日は我が身になるか判りませんから、この機会に自分の職場を再度点検しようと思っています。予算の都合上、全てをスグに改善する事は出来ませんが、そういう努力を続けたいと思っています。


食品製造現場で行われている防虫対策や異物対策については、近いうちに改めてエントリしたいと考えています。

最後になりますが、多くの人が私のエントリを読んでくれた事に感謝します。どうもありがとうございました。ブクマ・ブコメしていただいた方や、SNS等でシェアしてくれた人にも感謝です。ありがとうございました。