香港のデモについて　平和的に解決する事を優先して欲しい

香港では学生や民主派団体による大規模なデモが続いています。

昨日辺りからボチボチと情報が入って来ているようなのですが、まだまだ私自身状況が掴みきれておりません。

民主化を求めたデモらしいのですが、次期行政長官選挙を民主的に行えばデモが終結するのか、完全民主化が目標なのかが良く判らないんですよね。

中国の事なんで情報は完全にコントロールしているだろうし、政府に不利な情報がジャブジャブ流出する事はないと思います。

デモ隊の最終目的は行政長官選挙だけなのか、香港を完全に民主化しちゃいたいのか、どちらかはっきりしないのでDiaryで取り上げるのも躊躇しちゃうんですよね。

よその国の事なので基本的には口出ししたくない事件でありますが、出来るだけ速やかに平和的に解決して欲しいと思います。

デモの参加者におかれましては、中国政府の動向にも注意しながらデモをして欲しいです。

私等の世代は天安門事件をリアルタイムで見ていましたから、中国政府のデモ隊に対する対応が恐ろしいのです。

国の顔である天安門広場に世界中からメディアが集まっている状況で、一切の躊躇も感じさせず若者を戦車でひき殺しちゃうような政府です。

落しどころを決めずに「完全民主化」を叫びデモを続けるようなら、今回もまた天安門の悲劇が繰返されるんじゃないだろうかと不安になります。

民主化は大いに結構な事なんですが、命を落としてまで強行に対立するのは止めて欲しい。命あっての民主化じゃないですか。死んじゃったらダメですよ。

相手は天安門広場で若者を戦車でひき殺し、チベットの少数民族をまるでハンティングでも楽しむかのように射殺した事のある連中なんです。

たとえ望みが叶わなかったとしても、引くべきときには引く事が重要だと思います。

今回の場合は、命の危険を感じたら即解散するべきでしょう。生きてさえいれば、再度民主化運動をする事が出来ます。

殺されちゃったらそれでお終いですよ。絶対に死ぬべきではない。デモの指導者はデモが終結したとしても政治犯として処刑されるかも知れないので、デモを止めたら国外に脱出するしかないんでしょうけど、生きていればきっとまたチャンスが巡ってくる。とにかく生き延びる事を最優先にして欲しいです。

中国政府がどこまでなら容認するのかを見極めて、適切な落しどころを決める事が重要です。

世界中から注目されているんだから、中国政府も「まったく妥協しない」という事は考えられません。容認出来る部分については妥協すると思います。

とにかく、絶対に死なない事を考えて行動して欲しいと思います。