小保方さんのSTAP細胞論文騒動で感じる事

小保方晴子氏が発表したSTAP細胞の論文が取り下げられる事になったようです。

はてな界隈では、小保方女史の博士論文がコピペだとか、写真を転載しているなどで非難を集めているんですが・・・


私自身はSTAP細胞の存在を信じたいです。STAP細胞の存在が証明されれば、再生医療の可能性が拡がるし、多くの人にメリットがあるはずです。

再現性がうんぬんと書いてるメディアもありますが、再生医療の可能性を拡大させる世紀の大発見が、誰にでも再現出来るような簡単なモノじゃないことくらいは理解出来ると思うんだけど・・・やっぱり記者って頭が悪いのかな?

中学生の理科の実験じゃあるまいし、永年研究を重ねて得られた実験結果が、ちょっと真似したくらいで再現出来る訳ないでしょう。

再現できない事は総合的な実験失敗を意味しない。成功した作業工程と失敗した作業工程をすり合わせることで、再現性を高めることが出来る。失敗は成功の基とは、よく言ったものである。


再現性を高めることは、小保方チームにとってもメリットがある事なので、成功例と失敗例のすりあわせを早急に行って欲しいと思います。


ただ研究内容によっては証明するまでに数十年を要する研究もあるし、あっさり数ヶ月で証明出来る場合もある。

STAP細胞の証明に数十年かかるなら、STAP細胞による再生医療が実現するのは更にその後という事になるな。

そういう事例は少なくないもんな。


ちなみに比較的早く証明、実用化出来るとしたら、私も一度くらいはSTAP細胞による再生医療を受ける事があるかも知れない。小保方氏には、メディアを含めた世間の批判・非難など気にせずに、STAP細胞研究に没頭して欲しいと思います。また理研はそういう環境を作るべき。


早いうちにSTAP細胞を証明して、批判してる連中を黙らせちゃう方が有意義だと思うんですよね。


しかし、いま小保方氏を批判してる連中だって、STAP細胞が実用化されたら何食わぬ顔で、STAP細胞による再生医療のお世話になるんだよな。

下らんことで非難されるのに、その成果は全ての人類が享受する事になる。研究者って割に合わない商売ですね。


現在、鬼の首でも獲ったかのように小保方氏を非難してる連中をリストアップして、STAP細胞が実用化に成功した時に「この技術は、非難した奴には使わせないもんね〜」なんて言えないんだよね。

研究自体は一人で出来るモンじゃないし、全ての人類の共有物になっちゃうのは当然なんだが・・・あまりに酷いバッシングを見聞きすると「この人たちにはSTAP細胞の技術を使わせたくないだろうな。」と考えちゃうのは、私が凡人だからでしょうね。


恐らく全ての研究者は、そんな小さな我欲など持たず、人類の利益の為に日々研究を重ねているんでしょう。


成果が得られるかどうかも未知数なのに、バッシングの嵐に晒されながら、それでも全人類の為に日々研究を重ねている全ての研究者に感謝すると共に、「研究者ってなんか割に合わない因果な商売だよな。」と感じる今日この頃です。