南スーダンで韓国軍が再度孤立しているようです

ありゃりゃ?またしても南スーダンの韓国軍がピンチです。

PKOの韓国軍、銃弾補給できず 「孤立危機」報道も


12月28日に反政府軍がボルに向けて南下したのは知ってたんですが、早々に再制圧されちゃってたのは知らなかった。

しかも韓国からの追加支援物資の到着予定が25日だったと記憶してるので、現地の韓国軍には充分な支援物資が届いているものだと思ってました。


ボルに向けて南下した反政府軍は25000だと記憶しているので、現地の韓国軍は難民を守っての篭城作戦以外の選択肢は無かったでしょうね。


ちなみに、自衛隊が駐屯している首都・ジュバは、地図で確認したところボルから直線距離100マイルくらいです。

防衛省のHPから地図をお借りしました。


国連軍のヘリが飛べないほどに包囲されているとしたら、ジュバの自衛隊も安全とはいえません。


韓国軍の部隊は280人くらいで、約2万人といわれる避難民を守っています。

昨年末に自衛隊が1万発の弾薬を提供しましたが、今回侵攻して来た反政府軍は25000と言われていますから、本格的な戦闘になったら歯が立たないでしょう。

避難民2万人および韓国軍280名を救出するのは至難の業ですが、早急な対策が必要でしょう。


昨年末は自衛隊の弾薬供給について「武器輸出三原則が・・・」など批判された上に、韓国政府からの「要らんことすんな!武器弾薬は足りてるわ!!」という批判までされたので、「なんでそんなに言われてまで韓国軍に便宜を図らなきゃイカンのよ!」って声もチラホラ聞こえてきそうですが、韓国軍も自衛隊と一緒で国連のPKO活動として派遣されてるんです。さらには2万人と言われている避難民を守っているんです。お人好しと馬鹿にされようが、韓国政府から因縁をつけられようが、武器輸出三原則に触れようが、憲法に違反しようが、どんな事があってもボルの難民2万人と韓国軍280名の命を守らなきゃいけません。


そもそも憲法とは何のために必要なのか?南スーダンの難民2万人および韓国の兵士280名を見殺しにしてでも遵守しなきゃいけないものなんでしょうか?

憲法は人の為にあるはずです。憲法に縛られて難民や人道支援中の兵士を見殺しにするなんて本末転倒も甚だしい。


戦争はどちらかが正義で、どちらかが悪という単純なものじゃない。正義の敵はまた違う正義です。どちらの兵士も自分達が正義だと信じて戦っています。


だから、国連のPKO活動に参加してる兵士は極力戦わずに、難民を守る事だけに専念しています。


日本・韓国の両政府および国連の責任追及は南スーダンの内戦が収まってからでも遅くはありませんが、ボルにいる難民および韓国軍兵士の命を守る為には早急な対策が必要です。

とにかく今は政府や国連の対応に期待するしかありませんが、我々は政府や国連の判断を信じ、南スーダンの難民および韓国軍兵士の無事を信じるしかありません。政府や国連の判断を遅らせるような発言や情報発信は控えるべきです。