首相の靖国参拝に思う事。
最近特に注目している南スーダン情勢ですが、南スーダン政府軍が中部の要衝ボルを奪回したというニュースを入手しました。
南スーダン:政府軍、ボル奪回 北部は戦闘激化 戦況、一進一退
四面楚歌で窮地に陥っていた韓国軍兵士280人と避難民約1万7千人はひとまず安心です。
まだ南スーダン北部地域では激しい戦闘が行われており、戦況によっては再度危機に直面する可能性が残りますが、国連がPKO派遣の増員を決めていますから、今回のような危機的状況に陥る事はないでしょう。
韓国軍部隊が守ってるボルが反政府軍に制圧されたままだと、自衛隊がいる首都ジュバも危険だったんですよね。
北部の戦闘はいぜん激しいようですので、インド軍とかは大変でしょうけど頑張って下さい。
私自身は東京に行ったとき靖国神社を参拝しました。一度だけですけどね。
靖国神社の政治的位置づけとか全く気にしてないし、私自身は一国民ですから自由に参拝します。今後も機会があれば靖国神社に参拝します。
靖国神社では多くの人が参拝してますが、議員バッジをつけた人も沢山参拝してました。国会議員が私的に参拝するのも全く問題視されてないようです。
ところが、首相や閣僚が参拝すると大騒ぎになってしまいます。
靖国神社で大騒ぎするのは如何なモノかと思いますね。マスコミが騒ぎすぎ！
「中国や韓国に配慮せよ。」という方々が少なからず存在する訳ですが、靖国神社に参拝する事で中国や韓国にどんな不利益が生じるのか私には理解しかねます。不利益が生じないんだから中国や韓国が批判するのは筋が通ってないと思います。
中国や韓国の政府は反日感情むき出しで首相の靖国参拝を批判してるように見えますが、本当のところは「いままで国民の反日感情を煽る事で政権の安定を図ってきたんだから、何かに付けて日本を批判してなきゃ国内が安定しない。」というのが本音でしょう。
特に靖国神社にA級戦犯が合祀されていますから、中国・韓国の政府は批判し易いという背景はあると思います。
私自身は、極東国際軍事裁判（東京裁判）は、差別主義者による有色人種差別裁判だと考えていますし、そもそも事後法を適用してる時点で正当な裁判とは言えないんですよね。
その点では、インドのパール判事の見解が正しいと思います。極東国際軍事裁判の判事の中では唯一の国際法の専門家だった人です。
私は極東国際軍事裁判は差別主義者による有色人種差別裁判だと考えているし、事後法を適用している時点で不当裁判だと考えています。
ただし日本政府は、サンフランシスコ平和条約締結の際に極東国際軍事裁判の判決を受諾しており、日本政府や国会議員などの政治家が「東京裁判は違法裁判だ」と言うのは賛成しない。
政治家はサンフランシスコ平和条約に基づいて、極東国際軍事裁判の判決を受諾した事を踏襲すべきだと考えております。
しかしサンフランシスコ平和条約に靖国神社の参拝を禁止する条約が無いんですから、首相が靖国神社を参拝する事は全く問題ありません。
中国や韓国の批判は、内政干渉であり気にする必要は無いでしょう。
現在、日中および日韓の関係は最悪ですから、国益を損なう行為とも思えません。
首相は首相の判断で好きにすればいいんです。諸外国からどうのこうの言われる筋合いはないのですから
日本は信教の自由を認めている国ですから、「他人にとやかく言われる筋合いじゃない。内政干渉はやめろ！」と言い切っても良いと思いますよ。
そんな事を外交カードにされちゃイカンでしょう。まあ中国や韓国にとっては他に有力な外交カードが見つかるまで同じ態度でしょうけどね。
WEBでは首相の靖国参拝を支持するか否かで論争になってますが、私自身は支持するも支持しないも無いです。参拝するべきだとは思うけど「支持不支持を明確にする事で首相の信教の自由を侵害する訳にゃ〜イカンわ。」という考えです。
安倍総理は公約で靖国神社に参拝することを約束してたんで、その約束を守ったという意味では支持しますけどね。
ちなみに「靖国神社に参拝するのが年に一度とか数年に一度だから騒ぎになるのであって、毎日のように参拝してれば誰も騒がなくなるかな。」とは思いますね。総理の日常的な行事をイチイチ報道するメディアもないでしょうから。
WEBでは賛否両論喧々諤々の話題ではありますが、私自身は総理が総理の判断で決めれば良いと考えてるので、論争に参加しようとは思いません。
ただ私が指摘したいのは、首相が参拝したときにはまだ南スーダン情勢が微妙だった事です。ボルが反政府軍に制圧されていて、自衛隊がいる首都ジュバに危機が迫っていた。PKO派遣中の自衛隊の安全を神頼みしに行ったのであれば大問題ですが、官邸にはすでに南スーダン政府軍がボルを奪回した事が伝わっていたでしょうね。それなら問題ありません。
