小泉純一郎氏の老害が止まらない件

最近、小泉純一郎元首相が活発になってきている。

小泉氏は「原発ゼロ!」を要求しているようだ。


小泉元首相が会見「原発、即ゼロに」 安倍首相に求める


安倍内閣にとっては迷惑極まりない話だし、国民にとっても甚だ迷惑な話である。もちろん野党や一部のアレな連中は大歓迎なんだろうけど・・・


そもそも小泉純一郎氏は国会議員を引退した人である。引退した奴が影響力を持ち続けるとただの老害である。小泉氏が本気で原発ゼロを求めるのであれば、有権者の審判(選挙)を仰いで再度国会議員に返り咲いてからの話だ。それならば私は問題視しない。

自分の意思で辞めた奴が、辞めてからもアーダコーダ言うのは無責任だし、大迷惑である。


小泉純一郎氏の改革

小泉氏はかなり長期間首相を務めた人物ではありますが、彼の改革って良かったんでしょうか?

小泉改革の一丁目一番地と言われた郵政民営化ですが、個人的には良かったのか悪かったのかハッキリしません。確かに窓口の対応は改善されたようですが、田舎の爺さん婆さん宅を訪問するサービスは無くなったようです。個人宅の訪問についてはコストも馬鹿にならないし止めた方がいいんでしょうけど、現実には困った人もいると思います。

良かったのか悪かったのかハッキリしないのは、メリットとデメリットのどちらが大きかったのか判らないからですよね。私は誰からも「郵政民営化してよかったね。」という話を聞いたことがありません。しょせん小泉氏の郵政民営化はその程度のモノなんです。

他の改革は殆ど印象に残ってません。印象に残ってるのは訪米してブッシュ大統領エルビスの物真似を見せるという太鼓持ち(実際にはギターを持っていましたが・・・)活動だけです。

自民党をぶっ壊す!」と派手な宣言をしていましたが、自民党は一度政権与党の座を失いましたが未だに存在しています。結局嫌いな奴を自民党から追い出しただけでした。

結局小泉純一郎氏は、後世で賞賛されるような功績は何も残せてないんですよね。ただ、有権者からの人気が高かっただけです。


そんな元首相が、国会議員を辞めてから国政に口出しするなんてもっての外だと思います。国政に口出ししたけりゃ国会議員に返り咲いてからにして欲しいものです。


小泉ジュニア

私個人としては、小泉氏の次男・小泉進次郎氏には期待しています。

小泉純一郎氏は有権者の興味を引くような大胆な公約を掲げ、類稀なる人気を得ていましたが、次男の進次郎氏は地道な活動を根気よく続けています。親子ですから似ているところも多いですが、政治姿勢は全く違うと言えるでしょう。

純一郎氏は永田町の喧嘩屋と呼ばれていたように、「郵政民営化」をスローガンにして党内に対抗勢力を作り上げる事で戦いに勝ち続けているように演出していましたが、次男・進次郎氏は被災地を定期的に訪れ、耳の痛い話も真摯に受け止め活動しています。

小泉純一郎氏が地道な政治活動をした記憶ってないんですよね。まあ当時人気だった故田中角栄氏の馬鹿娘・田中真紀子氏に担がれて総裁選に出る前は、政治家としての知名度はかなり低かったですから私の情報不足かも知れませんが・・・


劇場型の派手なパフォーマンスが最大の武器であった小泉純一郎氏と父の人気に甘える事無く地道な政治活動を続ける進次郎氏では、政治家としての資質は進次郎氏の圧勝と言わざるを得ません。

実は純一郎氏本人も「政治家としての資質は進次郎氏の方が上だ!」と言っていた記憶があります。まさにその通りだったといえるでしょう。


僻み?

現在の安倍内閣アベノミクスで狂気の円高を脱出して、株価も大幅に回復させました。消費増税後の評価はどうなるか未知数ですが、現時点ではアベノミクスは多くの国民から賞賛されています。(一部のアレな人達を除いて)

このままいけばアベノミクス後世に名を残す改革になるでしょう。


私個人のアベノミクスの感想は、安倍総理が行ったのは日銀総裁人事だけで、肝心のアベノミクスの三本の矢(金融政策・財政政策・成長戦略)については目立った施策は無いように思います。そりゃ〜目立たないだけでイロイロやってる事は承知してますが、コレは!って施策がないことも事実です。

ただ明確な指針を打ち出した事によって、国民の期待感が高まり景気を押し上げてるといった印象なんですよね。イマジネーションがバブル化してる印象なんです。ハッタリだけで景気を回復させたんだから、それはそれで凄い事なんですがね。


ただし、後世に名を残せなかった小泉改革と後世に名を残しそうなアベノミクス。完璧に明暗が分かれています。

そりゃ〜小泉純一郎氏が僻みたくなる気持ちも判らんじゃないですよね。


更に、純一郎氏本人も認めているように、次男・進次郎氏の政治家としての資質は相当高く、地道な活動も高く評価されています。我が子に嫉妬してもしょうがないと思うんですが、元総理としてのプライドもあるでしょうし、出来の良い息子に嫉妬して僻みたくなる気持ちも良くわかります。


結局、小泉純一郎氏は僻んでるんです。後世に名を残しそうなアベノミクスと言う改革、自分自身より資質の高い次男の才能に嫉妬して僻んでるんですよね。

「気持ちは判らんじゃないが、元首相としてのプライドがあるなら僻むなよ!少なくとも表向きだけは後進の活躍を喜んでるフリしてろよ!」と言いたくなります。


僻み根性で国政に口出しされたんじゃ〜国会議員のみならず多くの国民が大迷惑だと思います。

己の僻み根性で国民を混乱させるとは・・・もう老害以外の何物でもありません。


石原慎太郎にならぶ老害界の二大勢力でも作り上げるつもりでしょうか?

我が国の行く末を案ずる気持ちがあるのであれば、小泉純一郎氏には老害を止めて頂きたいものだと心から思います。