東京五輪開催決定について感じた事

2020年東京オリンピック開催決定!

2020年の五輪開催地が東京に決まりましたね。



個人的には、五輪開催地は新興国に譲るべき!という考えがあるんですが、今回の候補地は東京とイスタンブールマドリードでしたから新興国といえる候補地は無かったんですよね。

トルコのイスタンブールは大昔から欧州とアジアをつなぐ交通の要衝として栄えていたし、スペインのマドリードも古い歴史を持つ都市であり、トルコもスペインも古くからの強国だった。とても新興国とは言い難い国です。

ただし、日本も古い歴史を持ち、第一次世界大戦後は五大国に数えられた事もある強国です。現在も経済的には超大国といえる。

「五輪は新興国で!」という私個人の考えは、今回に限っては全く主張する事は出来ませんでした。黙って見ていただけです。



なぜ新興国で開催するべきか?と疑問を感じる人もいるでしょうが、五輪開催地には様々な形でお金が集まってきます。貧しい国だったら、五輪開催が経済発展の起爆剤になり得るのです。

しかし・・・それなりに発展した国だった場合は、五輪開催で集まる資金では経済成長の助けにはなり得ません。

お金の使い道として、効果の少ない都市に資金を集めるより、絶大な効果が期待出来る都市に資金を投入するべきでしょう。だからこそ私は「五輪開催は新興国で」という考えを持っているんです。

まあ〜今回は全く出番が無かった訳ですが・・・



やるからには成功させよう!

2020年に東京で五輪を開催するのであれば、日本国民として最大限の努力をして東京五輪を成功させなければならないと思います。

今回涙を飲んだイスタンブールマドリードの分まで頑張って努力し、五輪成功を達成しなければなりません。

それが候補地として開催地を争ったライバルに対する最大の敬意だと思うのです。そして、戦った相手を尊敬する心こそがスポーツマンシップであり、五輪の精神だと思います。

「涙を飲んだイスタンブールマドリードに対して非礼の無いよう、五輪開催に向け最大限の努力をしなければならない」という義務が生じたと考えるべきだと思います。

開催地に選ばれた以上、この義務はキッチリ果たさなきゃイカンと思います。



余談

私個人としては何故東京開催を目指すのか?正直疑問だったんです。

日本で開催するなら、東北の各都市を会場にしてみちのく五輪として開催を目指すのであれば大賛成だった。

2020年に東北で五輪を開催する事が決まれば、被災地復興にも拍車が掛かると思うんですよね。モタモタしてる政治家や官僚も本腰を入れざるを得なくなる。被災地の復興は遅々として進まぬ現状ですが、2020年に五輪を開催するとなれば、腰の重い政治家や官僚、その他の団体や個人も本腰を入れなきゃならなくなる。きっと被災地復興の弾みになったと思うんです。



また、東北の被災地に多大なる支援を頂いた国々および人々に対して「日本は頑張ったよ。被災地の復興はココまで進みました。コレもひとえに支援していただいた世界中の皆さんのおかげです!」って胸を張ってお礼をいう事が出来ると思うんですよね。

だからって東京で開催される事に反対する気は毛頭無いんですが・・・



やると決まった以上は最大限の努力をして東京五輪を大成功させなきゃならんと思います。