自民圧勝で捻じれ解消だが、総理の真価が問われるのはこれからだ

日中は真夏の日差しが厳しかったです。夜になるとちょっとだけマシになりますが・・・

夏は暑いモンです。我慢しましょう。


夏の暑さは過酷なのに、本来熱く燃え上がらなきゃいけなかった参院選で熱さは感じられず、当初の予定通り自民党が圧勝しましたね。

テレビや新聞は、「衆参の捻じれが解消した。安倍内閣にはスピード感のある政策を期待する。」的なコメントが多いようですが・・・


そりゃもう私だって、捻じれ解消で政策にスピード感が出ればよいと思ってますよ。思ってますが、実際にはそうは問屋が卸さないだろうと思っています。


安倍総理にとっては本当の正念場

確かに自民党は圧勝しました。当面の敵であった民主党は完全に崩壊しちゃいました。一部にシブトク生き残っているのがいますが、もうすでに虫の息です。


これでもう自民党は安泰だ!と思っている人がいるなら、それはタダの世間知らず。


大所帯になればなるほど、その組織をまとめるには強力なリーダーシップが必要なのだ。

なぜならば、外部の敵が居なくなれば内部で争うようになるのが人の世の常だからだ。


自民党はそんな感じで、常に内部抗争を起こし離合集散を繰返してきたのだ。


ド悪党扱いされている小沢氏や馬鹿扱いされているポッポ氏も、元々は自民党の中心に居た人物だ。党内の派閥争いに破れて自民党を飛び出した人達だ。


離合集散は政治家の常であり、大所帯になった自民党は内部で争う事になるでしょう。

蜚鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗煮らる」という言葉もあるし、今までは安倍総理の側近として野党対策に頑張った人が不要になり、今後は党内をまとめる人が重用されるでしょう。

不要になった人は当然不愉快でしょう。

内部分裂の種は、強敵がいなくなった時点ですでに発芽しているのである。


今後は安倍総理のリーダーシップが問われる場面が増えるでしょう。


今までは外部に敵が居たから一枚岩の結束が保たれていましたが、外部に敵が居なくなれば内部をまとめる為に強力なリーダーシップが要求されるのは当然です。

安倍総理にとって、本当の正念場はこれからでしょうね。

疾風に勁草を知る」という言葉があります。逆境に立たされた時に、本当の力が見えてきます。

安倍総理の真価が問われるのはこれからです。