まだまだ明るい夏の夕刻、寂れた田舎町の交通量の少ない通り

本日は早朝出勤の為、午前中で帰宅し睡眠。夕方に目が覚めて用事で外出したんですが・・・



まだまだ明るい夏の夕刻、寂れた田舎町の交通量の少ない通り、走っている車は私の車と前を走る選挙カーの2台だけ。

こういう時って、ノロノロ走る選挙カーほどムカつくものは無い訳で・・・

「サッサと走れ!このクソ野郎!!」と叫びたくなるのは私だけではないだろう。



それも・・・寂れた田舎町とはいえ、それなりに住宅はあるんですよね。選挙カーが走ればそれなりに家の人が出てきて手を振るなり声を掛けたりするもんです。

ところが前を走る選挙カー共産党の候補者の選挙カーです。家の人が出てきて手を振ったり声を掛けたりする気配は全く無く、むしろ表に出ていた人が家の中に引き篭もっちゃう場面にも出くわします。



田舎町ゆえに、日本人特有の赤アレルギーが色濃く残っているんでしょうね。

私自身は、共産党は確かな野党として高く評価しているし、弁護士さんや書士さんに仕事を頼むなら、仕事が細やかで丁寧な共産党系の弁護士・書士さんにお願いする事が多いです。費用も良心的だしね。

だからといって共産党に投票するかといえば、さすがに投票した事は無いんですよね。

なぜなら、共産党の良いところって仕事が細やかで丁寧なところです。しかし、国政となると清濁併せ呑む器が必要だし、大国を治るは小鮮を烹るが若しという諺もある。

「細かい事にイチイチ手を加えていては、大きな国を治める事は出来ない。小さい事には目を瞑り、重要な事柄だけに専念するべきだ。」という意味なんですが、共産党の良いところは、国家経営としては逆にマイナス要因なんですよね。だから共産党に投票する事は無かったんです。



国家経営は任せられないんですが、野党として政権与党を監視し追求するという点においては、イチイチ細かい共産党が本領発揮するところでありましょう。

そういう事も考えて、イライラしつつも黙って後ろを走っていた訳ですが・・・



私自身はTPPには積極的に参加するべきだと考えてるが、日米のようにTPPに聖域を設けるようなら辞退するべきだとも考えてる。TPPに参加するなら関税の完全撤廃が条件で、日本や米国が聖域と称して一部関税を残すというのであれば辞退すべきだと思うんです。そもそも米国も日本も後から参加した新参者で、新参者が己の権益を守る為の例外を求めるなんてのはド厚かましにも程がある話です。



だから関税の完全撤廃という条件付で、TPPには積極的に参加するべきだと考えています。どうしても自国の権益を守りたいなら環太平洋の新興国市場を諦めて、TPP参加を辞退するべきでしょうね。BOPのポテンシャルを軽視するべきじゃないですが、日米が関税に聖域を設けるならば、多くの新興国の参加は期待出来ないし、TPPも長続きしないはずです。

TPPに関しては、BOPを潜在的な購買力を重視するなら、関税という目先の利益を捨て、将来的な大きな市場獲得に重点を置くべきです。

日本の世論は、関税には聖域が必要という考えが主流ですから、TPP参加は諦めるのが筋でしょうね。その点では共産党のTPP参加反対という主張は、考え方が違うのですが同意する部分もあるんです。

しかし、頭っから「TPP反対!」という姿勢には賛同しかねるのも事実。


更には、原発再稼動反対という主張を繰返す共産党の候補には、「じゃ〜電力はどうするんだ?」という素直な疑問も湧いて来ます。

節電の為、または電気料金高騰の為、エアコンがあるのに冷房が使えず、熱中症で亡くなっていくお年寄りは見殺しにするのか?酷暑の中エアコンを使えない弱者を切り捨てるのか?原発を無くす為に、弱者を切り捨てるのが共産党の考えなのか?甚だ疑問なのです。


そんな事を考えながら車を運転していた訳です。

我が家からホンの20キロくらいの場所にある玄海原子力発電所は、われわれが必要とする電力を供給してくれていません。しかし、原発放射線リスクは稼動していた時と同等なんですよね。原発が発電を止めても、その後2〜30年間はリスクは残るんです。危険な上に必要な電力供給すらしていない原発に、今後も完全管理費というコストを支払わされるんです。どう考えても原発再稼動反対という主張には賛同しかねます。


イロイロ考えてみましたが、共産党の主張は、私の考えとは正反対のようです。まあ〜間違っても共産党が政権を握る事は無いと思いますが、頑張れば野党第一党にはなれるでしょう。せいぜい確かな野党として頑張って欲しいものです。

ただし「選挙カーでの活動は極力控えて頂きたいな。」というのも本音ではあります。
だって邪魔なんだもん!