ロンドン五輪 柔道の試合でジュリーが大活躍

ロンドン五輪が始まって、心の中のナショナリズムが湧き上がってきました。

サッカーの国際戦などは「90分のナショナリズム」などと表現されますが、オリンピックの場合は「2週間のナショナリズム」と表現しても良さそうです。

そして、普段はあまり興味の無い柔道(JUDO)の試合もテレビにかじりついて観戦しているのですが、今大会ではジュリーと呼ばれる審判員が活躍しています。

仲間と一緒に観戦していたんですが、危うく大恥をかくところでした。

試合判定の直後、アナウンサーが「ジュリーが何か言ってますね。」とアナウンスした時に、私は「何でジュリー(沢田研二)が出てくるんだ?」と疑問に思ったのです。すぐにジュリーとは沢田研二の事じゃないと気付いたのですが、私は思ったことがスグに口に出てしまうタイプなので、いつもの調子で「なんで沢田研二が関係あるんだ?」とか口走っていたら大恥をかくところでした。ギリギリのところで言葉を飲み込んで事なきを得た訳ですが・・・ちょっとヤバかったです。

誤審防止の為の審判員という事ですが、今大会ではあまりにも出番が多すぎるように感じます。誤審防止には役立ちますが、結果的には「審判団のスキル低下を招きそうだ」と感じました。競技を公正にジャッジする為に、難しい判定には写真判定ビデオ判定が導入されていますが、あんなに頻繁にジュリーが口を出すようでは、試合の流れ、選手のモチベーションに大きく影響するし、ジュリーの存在は必ずしも良い事ばかりではないように思います。しかし、世界中の人が注目している試合ですから、正確なジャッジは不可欠です。必要か不要かの判断は難しいですね。

いずれにせよ今大会中はジュリーが大活躍を続けるでしょう。特に導入してから日の浅い制度なので、ジュリーたちは積極的にアピールするでしょうし、柔道の試合では試合とは違う注目を集める存在になりそうです。