就職できないからといって死ぬな!就職なんて命をかける程のものじゃない

就職活動が上手くいかない為に自殺する若者が増えているらしい。

就活失敗し自殺する若者急増…4年で2・5倍に

就活が上手くいかなくても自殺なんかする必要はない。

君達が就職したいと考えている企業または親が子どもに就職して欲しいと思っている企業なんてモンは、社会の健全な成長を阻害している害悪にすぎん。

いつまでも影響力を持ち続け権力の座に居座り続ける老人を老害と呼ぶが、現在の日本を代表する有名企業の多くは、その老害に似ている。

業績が良いのであれば害悪だとは思わないが、業績不振でリストラしたり、業績不振の為に増えた借金を公的資金で補ったりしてる全く優良じゃない有名企業が沢山あるのだ。

優良企業じゃなくて有名企業に過ぎないのだ。

現在就活に失敗して苦しんでいる人は良く考えて欲しい。なぜその企業を希望したのか?なぜ就職しなければならないのか?生活するだけならアルバイトでも契約社員でも生活出来るんじゃないか?都市圏に拘らず地方に活路は見出せないのか?

己の力を信じ、新たな業種を模索しつつ起業するという選択肢は無いのか?

就職が決まっていたら就職先で頑張る事を薦めるが、決まらなかったら決まらなかったで考えるべき事が沢山あると思う。

そしてその時に考えた事が、将来大きな意味を持ってくる可能性は高い。

人間万事塞翁が馬である。

日本人の企業に対する価値観は完全に狂っている

日本の社会は、就職先の知名度がその人の価値に直結してしまう極めて特殊で歪な社会だ。

特に歪だと思うのが企業の業績よりも知名度が優先される傾向にあり、無名の企業が業績を伸ばすと出る杭は打たれるって感じで社会から袋叩きに遭わされる所だ。

無名の零細企業が飛躍的に業績を伸ばせば賞賛されるべきであり、またそういう風潮じゃないと経済的にも文化的にも社会の発展は望めない。

抜群の知名度を誇り、就職したい企業ランキングの上位にいながら、単年度赤字ならまだしも、累積赤字などという企業や、従業員数を減らしたりする企業は「バカヤロウ!経営陣総辞職しろ!!」とバッシングされるべきだし、無名の零細企業が業績を伸ばしたり、従業員数を増やしたりすれば賞賛されるべきなんですよね。

特にベンチャー企業が業績を伸ばせば、ただそれだけで賞賛されるべき。

新しい業種を生み出す事で新たな雇用が生まれ、雇用が生まれれば失業率は改善される。そして雇用が増える事により労働力が不足し始めれば労働者の賃金だって高くなる。

それが健全な成長だと思うんです。


ところが現在の社会って無名の零細企業が業績を伸ばせば、嫉妬や妬みの対象として扱われ、出る杭は打たれるって事なります。

そんな社会が健全に成長するはず無いじゃないですか。

今の日本経済構造は知名度という名の既得権益もつ古い企業ばかりが優遇される。有名企業は知名度のおかげでそれなりの収益が見込める為に、新たな業種を開拓したり、開発するといったリスクを背負う必要が無い。よって多くの国民が有名企業に傾倒するような社会では、経済も文化も発展しないどころか尻すぼみになるのは火を見るより明らかなんだ。

社会に新たな価値観を根付かせ、新たな業種を生み出したベンチャー企業が業績を伸ばすことが、閉塞感の漂う現状からの脱却に繋がるのだ。

出る杭は打たれるというネガティブな社会から、「出てきた杭なら皆で応援し伸びる所まで伸ばしてやろう!」というポジティブな社会に変わっていかないと日本社会の将来は無い。

それには日本の間違った価値観を正しい方向に変えてかなきゃダメだ。若い人たちには日本の間違った価値観に縛られて欲しくないんだ。

社会の害悪たる有名企業に就職出来なかったんだから、今度は健全な社会に成長させるような仕事を模索するチャンスなんじゃないか?間違った価値観に囚われず、自由な発想で新たな価値観を見出せれば必ず幸せになれる。そして「あの時就職に失敗したおかげで今の幸せがある」と思えるんじゃないかと思うんですよね。