公務員の処分について納得出来ない事

非常に残念かつ見逃せないニュースを発見しました。

我が唐津市のお隣にある東松浦郡玄海町で、消防車19台中13台が車検切れだった事が判明したのが今月9日。
http://tinyurl.com/88zfrt9

それだけでも大問題なのだが、担当職員の処分が発表されたのが16日で、事件発覚から1週間が経過している。
http://tinyurl.com/7vlz73r

処分決定に1週間程度必要なのは判らんでもないが、小さな町であり、玄海原発を有する自治体なんだから、少なくとも防災に関しては他の自治体より迅速な対応を見せて欲しかった。

処分決定に至るまでの時間を気にしながらも、更に気に入らないのは処分の内容である。

処分は、確認を怠った担当の総務課主査(38)を減給10分の1(3カ月)とし、監督責任で同係長(46)を戒告、同課長(44)を訓告とした。

総務課主査というのは、恐らく消防団関係の現場担当者なのだろう。消防関係の仕事がメインなので、今回のような問題では責任は重いというか・・・「それが仕事なんだから、ちゃんと仕事しようよ」って感じです。減給は妥当というか当然だと思う。

しかし、監督責任のある係長や課長の戒告・訓告というのは余りにも軽い処分だと思う。

担当者より監督者の方が責任が重いんじゃないか?と考えるのは私だけだろうか。

上級職の戒告・訓告だから、様々な査定に影響するんだろうし、そうなれば昇級なんかにも大きく影響するんだろう。我々一般人が考えるほど軽い処分じゃないと思うのだが、果たしてそれでいいんだろうか?

我々一般人にも判り易く、納得し易い処分を考えるべきなんじゃないかと思う。

総務課主査の減給10分の1(3ヶ月)というのは、我々にも判り易い処分なのに、係長・課長の戒告・訓告というのは重い処分なのか軽い処分なのか?今ひとつピンと来ないんですよね。

公務員の処分

ちなみに公務員の懲戒処分は重い順に免職・停職・減給・戒告となっています。法律で定められているのはここまで

訓告は法律上の処分ではないんですよね。

訓告は戒告より軽い処分で、厳重注意よりは重い処分ですが、法律上の処分ではないという事になりそうです。

上級職の方が責任が重いとおもうんだが・・・

今回の玄海町の処分は、公務員法に照らして考えても、総務課主査の処分が一番重く、係長、課長と上級職になればなるほど軽い処分になっています。

おそらくどこの自治体でも同じようなシステムになっているんじゃないかと思うのですが、私個人としては上級職になればなるほど責任は重くなるべきだと思うし、当然処分も厳しくなるべきだと思うんですよね。その見返りとして賃金も上級職になればなるほど高額になっているんだしね。

なんかそういう所が矛盾してると思うんだけどなあ〜