橋下市長が強いんじゃなくて、橋下批判をしている連中が弱すぎるだけ

大阪市では橋下市長が誕生し、大阪府松井一郎氏が府知事になった事で、何かと大阪が脚光を浴びています。

橋下市長がメディアを上手に活用してアピールしているので、注目され易いのかも知れません。

面白い現象としては、橋本批判や反橋本思想を題材にして出版するというなんとも他力本願な本が売れたりしている事ですね。

しかも、政治や行政には無縁な人たち(大学教授や学者など)が、橋下批判本を書いて金儲けをしているんだから、日本は非常にヘンな国です。

大学教授や教育委員会なんかが橋下批判を展開する理由は良く判るんですよ。

橋下氏は府知事時代から教育改革を断行しており、教育界に蔓延っている問題を解決しようとしています。

特に教育界における既得権益は絶対に許さない方針のようで、今後は教育者もバッサバッサとリストラされる時代に向うと予想されます。

そのような姿勢ですから、既得権益を持った連中が反発するのは当然で、既得権をもっている教育者達が、己の既得権益を死守する為に橋下批判を繰り返す事は当たり前です。

橋下氏にとって、「そんな事は初手から百も承知!」のはずなんですが・・・

メディアや出版等で橋下批判を繰り返している連中の中には、大阪とは無縁な地域の学者や教授までいるんです。

これは、橋下市長の改革の影響が全国に波及する可能性を強く持っているという事の証明といえるでしょう。

橋下改革は、私の期待通り、政令指定都市をはじめ、全国の自治体に波及すると思います。

大阪だけの改革で終わるようなちっぽけな改革なら、北海道大学の山口教授が「橋下主義(ハシズム)を許すな!」なんて本を出版したり、橋下批判発言を繰り返したりしないと思います。

橋下改革が全国に波及すると考えているからこそ、自分の既得権(北大教授という立場)を守る為に、「今のうちに橋下叩きをスタートさせ、巨大な勢力になる前に叩き潰しておこう。」と考えているのが透けて見えます。

まあ〜この山口教授って・・・ウィキペディアで調べると・・・非常に胡散臭い人物で、私の一番嫌いなタイプかも知れない。

阪神大震災のとき、自衛隊派遣の要請を握りつぶして大勢の人を見殺しにした村山首相のブレインだったり、社会党が自滅して以降は民主党のブレインになって天下の大悪党・小沢一郎を後援したり・・・

胡散臭さ満載の人物だね。

まあ国政に関わっていた人物が、己の既得権を死守する為に橋下批判を繰り返しているんだから、今後橋下改革が全国区に拡大する事を証明しちゃってるとも言えるでしょう。

そういう意味じゃ、北大山口教授の行動は、己の思惑とは裏腹に橋下改革の可能性を拡大させちゃった感もあり、逆効果だったと言えるかも知れません。(お気の毒な話ですが、個人的にはざま〜って感じです)



橋下市長の戦略

こんな連中の批判なんか気にする必要は無いと思うのですが、橋下市長は橋下批判を繰り返す批判者達をも利用して橋下改革を進めています。

橋下市長は批判者達を名指しで指名し、Twitter田原総一郎氏に「コイツラ集めて討論させて!!」とお願いします。橋下市長が名指しで指名した人の中には精神科医香山リカ氏も含まれていました。

橋下氏のツイート

とにかく、橋下市長に批判的な連中を集めて討論したいようで、同じようなツイートを何度も繰り返します。

ここまでされたら田原氏もテレ朝も動かないという訳にはいかんでしょう。「朝生」で討論できるようにセッティングしたようです。

その時の参加者は・・・

という顔ぶれでした。

橋下市長がTwitterで名指しした人の中で、この討論に参加したのは香山リカ氏だけのようだが・・・私の確認不足かも知れない。どこかで名前を挙げている可能性はあると思う。

香山リカ氏・薬師院氏は「橋下主義(ハシズム)を許すな!」の共著者なので、橋下市長にとっては対抗勢力を引きずり出す事に成功した!といえるでしょう。

橋下市長にとっては1対7の討論で、対抗勢力の7人をバッサバッサとなで斬りにして、橋下改革の必要性や強い意思を強調したかったと思うのだが、東氏は中立というより、どちらかといえば橋下氏に賛同するような発言も多く、1対7の構図にはならなかった。

そして議論は・・・

1対6・中立1という構図で議論が進むが、6人の論客たちは橋下氏の前になすすべなくなで斬りにされた。



共産党山下芳生衆院議員

特に酷かったのは共産党山下芳生衆院議員で、馬鹿の一つ覚えのように「最高裁の判決は!!」を繰り返すのみ。

橋下市長が「最高裁の判決を考慮して、新たに条件を追加します。」と言っているにも関わらず、更に「最高裁の判決は・・・」を繰り返す。

論戦に敗れたという印象より「この人には日本語の読解力が無いんだな」「頭悪いんじゃない」という印象の方が強かった。

テレビに出てきて討論するんだから、元タレントの橋下氏のホームという事くらいは判っていたと思うんだけどね。

しかも、元弁護士が相手なのに法律がらみで論戦に臨むとは・・・・ドンキホーテもビックリするような無謀なチャレンジです。

ボクサーがスタンバイしているリングに、縄跳びを持って登場しボクシングの試合をするような頓珍漢な人物だという事は良く判りました。



薬師院仁志帝塚山学院大学教授)

この帝塚山の教授も酷かったですね。

論戦で散々ボコボコにされて・・・挙句の果てには「その間に私の子どもは卒業しちゃうんだ!」と驚くような迷言を吐いて、後は終始俯いていたな^^;

今後の日本や地方行政の事よりも、我が子の進学・通学が大事ってのは、人の親なら誰だってそうなんだろうけど・・・そんなら、朝生ではなく、もっと他の場所(保護者会など)で発言するべきだった。

今後の大阪市政や府政を討論する場で、我が子可愛さの発言はなかなか共感を得られないだろうし、「この教授は大阪の将来よりも我が子の進学・通学の方が大事なんだな。」と思われて、今後は苦労する事になると思う。

既得権に守られた教育者って、いまひとつT・P・Oが判ってない人が多いように感じるが・・・薬師院仁志氏もその一人といえるでしょう。



香山リカ精神科医

香山氏に関しては・・・痛い精神科医って感じかな。

よくテレビで見かけるし、どちらかというとマイノリティーを守りたいってスタンスなので、私的には嫌いじゃないけど・・・橋下氏と討論できるようなスキルはないし、そもそも「橋下氏が独善的でマイノリティーの排除を行いそうだ」という妄想から橋下批判を繰り返している時点で論外だった。

確かに橋下氏は「独裁者になる」というニュアンスの発言もあったが、それだけで「橋下=独裁者」という事にはならん。

独裁という言葉に過剰に反応して、己の中で勝手に橋下市長像を作り上げ、その印象だけで橋下批判を繰り返していた事は明白だ。番組中でその事を認めるようなニュアンスの発言もあったしね。



橋下市長が強い訳ではない

様々なところで、橋下VS反橋下の討論が行われ、橋下市長が一騎当千の強さを発揮して対抗勢力をなで斬りにしている印象が強いですが・・・本当にそうなんでしょうか。

橋下氏の「独裁」という言葉は、独裁者くらいの強い意志がなければ大阪を変えることは難しい。大阪を変えるには独裁くらいの決定力が必要だ。という意味だと思うし、大阪市民もそう思っているからこそ橋下氏を選挙で選んだのであって、橋下氏が「民意を踏み躙って、己の好き勝手に振舞う」とは考えていないはずだし、橋下氏本人もそんな気持ちは持っていないと思う。

それよりも「ハシズム」という言葉で、ファシズムやナチズムを連想させ、悪戯に世論を混乱させようとする反橋下勢力の方が問題だと思う。

確かに、異常なほどの支持率が独裁者を生み出す事は間違いないが、1934年のドイツ国民投票では、アドルフ・ヒトラーの支持率は89.93%。大阪市長選の橋下氏の支持率は58.96%。ムッソリーニヒトラーと同じように扱う訳にはイカンだろ?まして橋下氏は自治体のトップであり、国政のトップという訳ではない。

まあ節操の無い国会議員や政党のトップが橋下氏や維新の会に擦り寄ってくる可能性は高いが、改革を目指す橋下氏が既存の政党や国会議員に同調したり、流されるような事はないだろう。一度は「改革に必要なものは独裁ですよ」と発言しているのだ。他人に流されるようなみっともないマネはしないと思う。



橋下氏は改革に前向きだし、強い意志を持っていると評価しているが、メディアで囁かれているほど強い論客だとは思えない。

朝生の討論では一騎当千・無双の強さを発揮したように感じている人が多いようだが・・・

討論の相手が弱すぎただけ!に過ぎないと思う。

名指しで指名され、相手のホームに丸腰で乗り込むような愚か者ばかりが討論の相手だったわけだしね。

しかも、前々から「対案もなしに批判ばかりする連中」として橋下氏から名指し指名されたにも拘らず、対案を一つも用意していないという体たらくである。やっぱ批判するしか脳の無い無能な連中と言わざるを得ないと思う。

唯一の武器が「ハシズム」という妄想由来の言葉だけって・・・オツムの中身が気の毒な連中としか言いようがない。

そんな無能な連中相手に無双したって、「橋下市長は論戦に強い」なんて全く感じないんだけどね。

ところが、相手が無能な連中だったとしても、それなりの肩書きや知名度がある為に、テレビを見ている人には「こんな連中を相手に、多勢に無勢で立ち向かい、完勝した。」ってアピールにしちゃった。

戦略的には大成功だと思う。

今後、橋下氏が独裁的な強権を発動できるかどうかは、あくまでも民意の後押しが得られるかどうかに掛かっていると思います。

個人的には、橋下市長の改革を支持しているし、今後も突き進んで欲しいと思っています。

少なくとも公務員改革や教育改革・二重行政の改善などに動き出している行動派の市長ですから、現時点では全面的に支持します。

何年も前から公務員改革や議員定数削減を口にしつつ、な〜んにもしないで増税だけを出してくる無能な国会議員や官僚よりも、橋下市長を支持するのは当然でしょう。



読んでくれた人に提案というか・・・

最後まで読んでくれた人に提案というか、お願いというか・・・

国政選挙・地方選挙など、選挙は政治のリーダーを選ぶものですが、選挙の役割りは、候補者の資質を問うだけではありません。政治家の資質とともに有権者民度が問われているという事を忘れないようにしましょう。