ニュートリノは物理学を大きく進歩させると思う

ニュートリノって粒子が「高速を上回るスピードで飛ぶ」って事がわかったらしい。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110926k0000e040079000c.html


物理に興味が無い人からみたら
「それがどうした?凄い事なの??」って感じだと思うんですが・・・

個人的には「凄いな!!」と思えるニュースでした。
ちなみに・・・光のスピードよりも速い速度で運動する粒子といえばタキオン粒子が有名ですよね。

しかし・・・タキオン粒子の場合はあくまでも仮定されているだけで、実際には本当に存在するかどうかもわからない段階です。
タキオン粒子の実在に関する実験的証拠は見つかっていない。というのが実情なんですよね。


しかし今回のニュートリノの場合は、日本(岐阜県の観測施設 カミオカンデ)でも検出されているし、存在は確認済み。


ニュートリノ加速器で打ち出し、約730キロ離れたイタリアの地下研究所で観測したところ、光より60ナノ秒(1ナノ秒は10億分の1秒)だけ速く到達していることが確認されたとしている。

1万5千回に及ぶ観測データ解析の結果という事なので、ニュートリノが高速よりも早い速度で運動する事は間違い無さそうです。

光よりも早いスピードで運動する物質が存在するという事は、物理学の基準が今後変更される可能性もある訳です。

アインシュタイン先生は、何故だか知らんけど光の速さが大好きだったようで、光速を基準にしています。有名なE=mc² エネルギー(E) = 質量(m)×光速度(c)の 2乗 の関係式にも光速が使用されています。

今回の発表で、今後物理学の基準が大きく変わる可能性が含まれていると思われます。

特殊相対性理論の否定に繋がる可能性も在るし、今後は物理学が飛躍的に進歩する事だけは間違いない事実だと思われます。