東電の邪悪な体質を変えるより、プルトニウムの性質を変えるほうが遥かに容易である

日本人の核アレルギーは、日本の自虐史観とともに根が深い。

原子力発電を行うのであれば、徹底した管理が求められる。

原子力は我が国の重要な電力供給源なのだから、なおさら厳しく管理する必要があるし、管理が出来ないのであれば原子力発電の今後は無い。


個人的には、大量のCo2を排出する火力発電や常時健康被害を撒き散らす風力発電よりも原子力のほうに期待している。

それだけに、東電の原発管理にはガッカリさせられるし、今後の電力需要を考えると暗い気持ちになる。

人間とは、一度豊かな生活を送ると、質素な生活にはなかなか戻れない生き物だ。

いまさら供給電力を減らす訳には行かないのだ。

現実に輪番制の計画停電が発表されて以降、対象地域の住民の不満は高まる一方だ。

それでも、何とか節電を心掛け、計画停電にも協力している。

そんな時にこんな説明があるか!

東京電力は28日、福島第1原発の敷地内5カ所で21、22両日に採取した土壌から、微量のプルトニウム238と同239、240を検出したと発表した。このうち1号機から西北西へ約500メートル離れたグラウンド付近と北へ約500メートル離れた固体廃棄物貯蔵庫前の2カ所で検出されたプルトニウムは、今回の事故で損傷した核燃料棒から出てきたと考えられる。記者会見した武藤栄副社長は「ご心配をおかけしておわび申し上げる」と謝罪した。東京電力によると、濃度は過去に海外で行われた大気圏内核実験により国内各地に降ったプルトニウムと同様のレベルであり、人体には問題なく、復旧作業にも影響ないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000003-jij-soci

なにが「濃度は過去に海外で行われた大気圏内核実験により国内各地に降ったプルトニウムと同様のレベル」だよ。

過去に海外で行われた大気圏内核実験が問題ないのであれば、未だにどんどん核実験を繰り返しているだろうが!

問題が大きいから自粛したって事が理解出来ないほど東電は盆暗なのか?

これほど国民を馬鹿にした発表はない。



アインシュタイン先生の名言の中に「人間の邪悪な心を変えるより、プルトニウムの性質を変えるほうが易しい。」というのがあるが、プルトニウムを人体に無害な性質に変える研究を急ぐべきだろう。

東電の邪悪な体質を変えるより、プルトニウムの性質を変えるほうが遥かに容易である。