メディアの沢尻エリカ（炎上）マーケティング

先日大学受験の問題がYahoo!知恵袋に投稿され、回答が行われていたというニュースが話題になりました。

大学側は、運営が妨害されたと訴えたようだが・・・

大学の入試問題が漏洩した事は問題だし、受験生のモラル低下の問題も深刻だけど、大学側の監視能力やセキュリティーの杜撰さにも問題があると思う。

もちろん犯罪行為だし、訴えるという手段は正当だ。

しかし、大学側も再犯防止に向けた取り組みが大切だろう。

Yahoo!JAPANは国大最大級のポータルサイトです。

知恵袋も認知度の高いサービスであり、また利用する人も気軽に質問出来る。

今回の回答についても、回答者は単なる善意（もしくはポイント稼ぎ）で回答した事は間違いない。入試のカンニングに使われている事など夢にも思ってなかっただろう。

むしろ今回の不正行為は、Yahoo!知恵袋が認知度の高いメジャーなWEBサービスだったから発覚したが、専門知識専用のマイナーなWEBサービスだった場合、発覚しなかったという可能性が高い。

インターネットを利用したカンニングを防止する為には、入試会場での持ち物検査を徹底するべきだろうと思う。

Yahoo!JAPAN側に過失があったとは考えられないんだが・・・Yahoo!JAPANの利用者は結構面白い人が多い。

女優の沢尻エリカさんに関する記事だが、コメントが凄い。

アンチ沢尻の人が多いのは承知していたが、コメントの内容はヒステリックに書き込まれたものばっかりだ。

嫌いなら読まなきゃ良いのに・・・

しかも沢尻さんを追いかけるメディアにも不満があるようで、読み進めていくと「もう沢尻エリカの記事はお腹一杯」とか「もう需要は無いんだから追いかけるな」という内容のコメントも多数確認できます。

「お腹一杯？もう需要が無い？どこに目をつけてコメントしてるんだ。」と言いたくなる。

毎回毎回うんざりするような沢尻エリカ関連のニュースにヒステリックな書き込みをしてるのは誰だよ。この記事に対するコメントは、13時時点で500件に迫ろうとしている。ユーザーがこれだけ反応しているって事は、十分に需要があるって事じゃないか。

これだけ反応があれば、情報を提供しているメディアは「沢尻はまだまだ需要がある」と考えるのが当然だと思う。

最近では炎上マーケティングという言葉もあるくらいだし、メディアとしては美味しい記事だと思うんだよね。

そしてコメントしている自分達が、書き込みの燃料として沢尻関連の記事を必要としている事に気付いてないのだろうか？

悪名高い某匿名掲示板の住民達は、自分達の匿名掲示板を「宇宙の掃き溜め」と自虐的に評価しているが、そのことに気がついているだけ冷静かつ客観的な視点を持っている。

ところが、Yahoo!ニュースにコメントしている人たちは、Yahoo!コメントや自分達をどう評価しているんだろう。

アンチ沢尻なのに・・・結果的に沢尻エリカの炎上マーケティングに協力しちゃってるんだから憐れな人たちである。一般的なネットリテラシーを身につけていれば、こんな単純なマーケティングに引っ掛からないと思うんですよね。

脊髄反射で反応しちゃうんだから、利用者は中高生が多いんだろうな。

これだけ簡単に釣れるんだから、メディアにとって沢尻エリカがPVを稼ぐドル箱である事は間違いない。