リアルジャイアン ランキング!猪瀬直樹氏の公私混同を見逃すところだった

東京都の青少年健全育成条例の改正について、様々なニュースが報道されていますが、この話題の中心的人物、石原都知事が傲慢極まりない人物である事が広く知れ渡った事は間違いない。

そもそも昭和の大スター・故石原裕次郎さんの実兄であるという事以外には、特にとりえの無い人物だと思っている。

親の七光りという言葉は聞いたことがあるが、弟の七光り都知事になった奴なんか、前代未聞だろ?

亡くなった石原裕次郎さんは、昭和の大スターだったが、兄貴のほうは平成の大老である。


しかし、今回のエントリは、老害・シンタローの事じゃなく、平成の大老害をささえる猪瀬副知事の事です。

私は、猪瀬氏のTwitterのフォロアーではないので全く知らなかったのですが、彼は自身のTwitter

まだ言いたいことがある。ネトウヨ財政破綻した夕張を助けに行け。雪かきして来い。それならインタビュ―うけてもよい。

https://twitter.com/inosenaoki/status/11137612278398976

条件は出した。夕張で雪かきだ。都庁の鈴木君は夕張を救うため都庁をやめて市長になろうとしている。手伝いに言ってほしい。希望をつくるのだ。

https://twitter.com/inosenaoki/status/11147670680772608

と呟いている。



12月5日の呟きで、前後の呟きをみても、青少年健全育成条例の改正に対する批判についての反論のようだ。

なんで都の条例改正について話を聞きたい人に、夕張の雪かきをさせたいのか?

その理由らしきものは「都庁の鈴木君が夕張を救うため都庁をやめて市長になろうとしている。手伝いに言ってほしい。」と書いてある。

猪瀬はもう少し頭のいい人間だと思っていたが・・・

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

話を聞きたい人に対するインタビューの条件は、自分の元部下の手助けをする事だった。

なんという自己中心主義者だろう。

都庁を辞めた鈴木君の志は素晴らしいし、高く評価出来る。しかし、その手伝いと都の条例改正とは別問題だろ。

元部下を助けたいという気持ちは私的なものだ。

都の条例改正は公的なものである。

公私混同も極まった感じがする。


しかし、この公私混同のジャイアン的要求に乗っかっちゃった人もいるのである。

アダルト漫画家が夕張で雪かき 都条例で猪瀬氏と面談へ

過激な性描写の漫画やアニメの販売を規制する東京都の青少年健全育成条例に反対する都在住のアダルト漫画家浦嶋嶺至さん(46)が21日、北海道夕張市でボランティアの除雪作業をした。猪瀬直樹都副知事が、夕張市で雪かきすればインタビューに応じると短文投稿サイト「ツイッター」に書き込んだのがきっかけ。

 浦嶋さんは「会って話をしたい」とし、猪瀬副知事も「約束は守る」と話している。

 夕張市社会福祉協議会の仲介で21日午前10時ごろ、一人暮らしの高齢者宅を訪れ、高さ約3メートルの雪山を同会職員ら数人とスコップで取り除いた。

http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012101000199.html

まあ〜傲慢な副都知事と話をする為には、猪瀬氏の公私混同要求に乗っかるしか選択肢が無かったのかも知れない。

猪瀬氏に逃げ場はなくなった訳だ。

猪瀬氏も約束は守ると語っているようだが・・・約束を守るとか守らないという話以前に、公私混同して滅茶苦茶な条件を出した傲慢さが問題だろ?マスコミもその部分を追及しようよ。

話の流れがわかるまとめ⇒http://togetter.com/li/75869

ただし、約束を守ると語った点は、マニフェスト破りが日常化している民主党より少しはマシかも知れない。



以前、内閣官房長官だった仙石由人を傲慢な自己中心主義者であり、リアルジャイアンだと認定?したが、今回は平成の大老害・石原慎太郎氏をリアルジャイアン№2、公私混同の自己中心主義者・猪瀬直樹氏をリアルジャイアン№3に認定する。



仙石ジャイアンにとっての「のび太」は、日本人全員だったが、石原ジャイアン&猪瀬ジャイアンの場合の「のび太」は都民である。

全国区の仙石ジャイアンの方が被害者がおおいから、このランキングは確定だ。

一応、追記しておくが・・・
財政破綻した夕張の役に立ちたいと考える事は良い事である。副都知事地方自治体の事を気にする必要はないと考える人も多いと思うが、私はそうは考えていない。

東京都は日本の首都であり、その恩恵を十分に受けているし、首都の知事や副知事は地方自治の中心人物である。財政破綻した地方自治体の行く末に気を配るのは当然だ。

しかし、都の条例改正と夕張へのボランティアは別問題だ。「一緒にしちゃイカンよ」と思うのである。