クリスマス・イブイブまで存在した時代

クリスマスイブだった。

私は彼女がいる訳でも家族がいる訳でもないので、いつもと変わらぬ一日だったが・・・(情け無い話ですが)

しかし、不景気といってもクリスマスは盛り上がるんですね^^

いい事である。

不景気だからといって、気持ちまで不景気になったら寂しすぎるし、「笑う門には福来る」なんて言葉もある。

不景気でも笑顔で過ごすべきだ。

なんて事を考えていたのだが、よく考えてみるとクリスマスも不景気になっている事に気がつく。

24日はクリスマスイブだったが、今年のイブとクリスマスは盛り上がるが、他の日はどうなんだろう。


ひと昔前だったら、クリスマス・クリスマスイブ・イブイブと3日間に渡って楽しんでいた事を思い出した。

12月25日がクリスマスで、クリスマスの前夜祭がクリスマスイブである。

しかし、景気が良かったころは2日間の馬鹿騒ぎでは足りずに、イブイブなんて訳のわからん日まで作り上げて楽しんでいた。

前夜祭の前夜祭って・・・景気がよければ人間の頭脳はデタラメに機能するらしい。

たまには馬鹿騒ぎもいいんだけど・・・3日続けて馬鹿騒ぎってのは、あまり感心できる話ではない。

バブル華やかりし頃の若者を見て、現在の若者はどう思うのだろう。

お祭り騒ぎばっかりで、脳みそ大丈夫か?って思うのではないだろうか。

「最近の若者は・・・」って眉をひそめる人もいるが、私に言わせれば、バブルの頃の若者より、現在の若者の方が余程シッカリしていると思う。

週末はディスコでお祭り騒ぎ、キリスト教徒でもないのに、イエスキリストの誕生際を盛大に祝う。

異教のイベントを取り入れて楽しむという精神は日本人の良いところだと思うが、クリスマスと前夜祭を楽しめばいいのであって、イブイブなどというわけの判らん前夜祭まで作ってお祭り騒ぎなんて、ワルノリも程ほどにするべきだ。

景気がいいと言う事は、経済の血液といえるお金の流れが軽いという事だけど・・・当時の若者の場合、オツムの中身も相当軽かったといえる。

まあ当時の活況は大量消費に支えられていたんだから、非常に地球環境に悪い時代だったといえよう。

現在は不況で人々の苦労は耐えないが、なんでもかんでも大量に消費し、大量のゴミを排出していた頃に比べると、今の方が遥かに良い時代だと思える。

フットワークは軽いけど、オツムの中身も軽いバブル時代と、少々フットワークは悪いが、慎重に行動する時代。

どちらが良いかは判らんが・・・

まあ〜無駄に支えられていた時代より、今の方が余程人間らしい生活が出来ているんじゃないだろうか。