寄付さえしてもらえば、本人が生きていようが死んでいようが知ったこっちゃないよ
私の祖父宛に、日本ユニセフから封書が届いた。
祖父が亡くなって十年以上たつのに、毎年送ってくるんですよね。
内容は、以下の通り
○○ ○○様
約4秒に1人―今この瞬間も
失われつつある小さな命。
あなたの力で、クラシアの
ような子どもたちに生きる
力を届けることが出来ます。
その後にもダラダラと説明されているが・・・、内容は恐らく「寄付してくれよ」って事だろうと無視した。
しかし・・・ご丁寧に手書きのメッセージまで添えられている。
突然のお便りをお許しください。
あなたの力を必要としている
子どもたちがいます。
どうか、ユニセフからの
メッセージを聞いてください。
私は、ユニセフのような支援活動やボランティア活動を否定するつもりはないし、むしろ積極的に参加したいと思っています。
私の祖父も、何かの機会にユニセフに寄付した事があるんだろう。
祖父がユニセフに寄付をしていたことを、私は誇りに思う。
しかし、亡くなった人にまで「寄付してくれ」という封書を送るなんて、厚かましいにも程があると思う。
過去に寄付してくれた方に、再度寄付をお願いするのは悪いことじゃないけど、10年間も寄付が無ければ封書を送るのを止めるべきだろう。
すでに祖父は亡くなっているのだ。
遺族の感情としては、ユニセフからの封書が届く度に不愉快になる。
コイツラ本当に子ども達を支援しているのか?という疑問すら沸いてくる。
亡くなって十数年経つのに、未だに寄付を強請る団体である。
十年間音信が無ければ、普通の人だったら「病気で長期入院?」とか「もしかしたら亡くなってしまったのかも?」という心配をするものである。
亡き祖父に未だに寄付をねだる日本ユニセフという団体が「寄付さえしてもらえば、本人が生きていようが死んでいようが知ったこっちゃないよ。」と考えているのが丸見えである。
それだけならまだしも・・・「本人が亡くなっていても、遺族が『亡き祖父の遺志を引き継ごう。』と考えて寄付をしてくれるかも知れないので、催促だけはしておこう。」と考えている可能性すらある。
オイオイ!そうだとすれば、日本ユニセフは子ども達の支援どころか、子ども達を利用して私腹を肥やす悪党という事になるぞ。
しかも、同封されているパーソナルラベルというのが更に腹立たしい。
パーソナルラベルとは・・・
郵便番号
住所
氏名
がプリントされたシール10枚なんですが、シールの右側にはユニセフのロゴマークが入っている。
そして・・・
同封しましたユニセフのパーソナルラベルは、
日々の通信などにお使いいただき、
ユニセフ支援の輪を広げていただければと存じます。
暖かいご支援を心よりお願い申し上げます。
と書いてある。
要するに「ユニセフの宣伝に協力してね」って事である。
たしかに文字を書くことが困難な高齢者にとっては、非常に便利なシールである。
しかし、寄付していた本人が亡くなって十数年経つのに、未だに寄付を強請る団体のシールだと考えると、明らかに高齢者をターゲットにした集金システムだと思う。
心から子ども達の支援をしたいと日本ユニセフの活動を支援している人が沢山いると思う。
ところが、日本ユニセフ自体は、死んだ人間からさえも寄付を搾り取ろうとする詐欺まがいの団体だと思う。
しかもクレジットカードで寄付が出来るようになっているようだ。
クレジットカード支払いといえば聞こえはいいが、事実上は信販会社を介した借金である。
「借金してでも寄付しろ」とでも言いたいのだろうか。どこぞの新興宗教みたいだな。
たった一つの封書で、これだけ不審な点が出てくる団体も珍しいと思う。
私は日本ユニセフを、今後一切信用しない。