権力を握ったつもりでいるが、権力に囚われている首相

菅直人首相は、鳩山前首相との会話で「支持率が1%になっても辞めない」と語ったそうだが・・・



こりゃ〜もう末期症状だね。

権力を握り、権力を行使しているような気持ちになっているようだが、実際には手に入れた権力に無様にしがみつき、権力に依存しているに過ぎない。

既得権益にしがみついているお役人や天下り官僚、日航OBなどと類似している。

お役人や天下り官僚、日航OBでさえ(まだまだ足りないと思うが・・・)多少改善が見られた。

ルーピー呼ばわりされた鳩山前首相でさえ、総理の椅子にしがみついて駄々を捏ねたりしなかったと記憶している。

権力を持つと言う事は、自分自身の人格すら崩壊させてしまうものなんだなあ。



「支持率が1%になっても辞めない」という気概をもって仕事をするのはいい事だが、他人に話した途端、気概から方針に変わる。

言葉とは本当に恐ろしい。

そして、現首相が「支持率が1%になっても辞めない」という方針であるならば、それは民主主義を否定している事と同じ意味だ。

民主主義とは、ぶっちゃけ多数決主義だ。


支持率1%になっても首相を辞めなければ、それは世論を否定した事になり、マジョリティーが世論を形成するのだから、多数派の否定になるし、多数派を否定するという事は、多数決主義(民主主義)を否定しているのと同じだ。

そんな事くらい菅直人首相だってわかっている筈だ。

判っていて『1%になっても辞めない』と公言したのであれば、そりゃ〜あきらかに民主主義を否定しているだろ?

現首相が前首相に「民主主義を否定する。」と宣言したんだから、菅直人氏の脳みそは、権力に侵食されていると考えるべきだろう。

権力って恐ろしいものだ。