民放は怒っているようだが・・・
日経新聞に、民放連の苦情が掲載されていました。
メーカーがテレビCMを自動的に飛ばす機器を製造販売しているのはケシカラン!という事らしい。
確かに民放の運営は、スポンサーから広告料を得て、その金で番組制作をしているんだから視聴者がCMを見なくなったら困るだろう。
テレビ局にとっては死活問題という事になる。
しかしなあ〜テレビCMがテレビをつまらなくしているのも事実だし、番組自体も有用なコンテンツとは言えなくなってきているように感じる。
録画して、CMを飛ばして視聴したいユーザーが多いのだ。
それならば、視聴者がリアルタイムで見たいと思うような番組にするべきなんじゃないかな。
大事な場面でCMが入り、番組自体をつまらなくしているのは間違いないと思う。
問題を整理しよう
なぜCM飛ばし機器が売れるのか。
その答えは簡単です。
- CMがつまらない
- 大事な場面でCMが入ってシラケル
- そもそもCMが多すぎる
などが、視聴者がCMを飛ばしたいと考える理由だと思う。
そして「録画すれば無用なCMを見なくて済む。」という特性上、ユーザーはCMを飛ばして視聴する為に録画してCMの無い番組を見るのである。
対策
ならば、いつ見てもいいような番組を作らずに「リアルタイムじゃなきゃ見てもツマンナイ」と思わせるような番組を制作するべきなんですよね。
それとも、全番組を有料コンテンツにするか?
様々な対策が考えられると思うのですが、実現するのは簡単じゃないでしょうね。
そもそも、この対策は私なんかが考えるようなシロモノではなく、民放の役員や従業員が考えるべき問題ですね。
広告収入が減っているのは事実だし、今後も広告はインターネットに移行していくでしょう。
民放のビジネスモデルを根本から変えるべき時期なのかも知れませんね。
最悪の結論
私が考える最悪の結論は、やはり全番組有料化という結論だと思います。
タダでさえユーザーのテレビ離れが進行しているのに、有料なんて事になれば益々視聴者は離れていくだろうし、そもそも国の電波使用料の負担率で優遇されているテレビが、有料コンテンツに移行するなら、それこそ国民は看過出来ない問題だと思います。
まあ〜電波利用料の負担率については、テレビ局が優遇されている分、携帯電話が高い負担を強いられている訳だから、負担しているのは携帯電話のユーザーである。
携帯電話は、今までに急激なペースで利用者を増やし、あっという間に普及してしまった。
あと数年でピークを迎え、その後は人口減に伴い減少する事になるだろう。
この問題は民放に限った話ではなく、近い将来、国の電波事業に大きく影響してくるのではないだろうか。
もっとシビアに考えるならば、数年後には国の電波事業が破綻する可能性すら含んでいるように感じるのだが・・・
まあ〜それも、私なんかが考えるべき問題ではなく、国家として考えるべき問題だよね。