死刑執行について感じること

千葉景子法相が死刑を執行した事が話題になっている。

死刑制度の是非については以前から議論が繰り返されているが、私は必要だと思っています。

よく死刑制度廃止を主張する人は「欧米では死刑制度は廃止されています。」と言うのだが、別に日本の法律なんだから欧米に右へ習えする必要は無いんだし、まったく的外れな主張だと思います。

そもそも欧米諸国が文明人で、欧米に追従しなきゃ野蛮人だという考えが理解出来ん。

確かに明治から昭和初期にかけて「欧米に追いつき追い越せ!」と頑張ってきた事は事実ですが、現在の日本が欧米より遅れているとは到底思えない。

欧米が日本より文化的に進歩していると言うなら、一体何が日本より進歩しているのか明確にして欲しいものである。


死刑制度の是非はこれからも議論するべきだと思うけど、現在の法律では死刑制度を採用し、毎年死刑判決が下されているのだから、法相としては死刑を執行するべきだと思うんですよね。

千葉法相は死刑廃止論者だけど、法相という責任あるポストに就いたんだから、法相としての職務を全うするべきだと思います。

法相である以上死刑廃止という個人的な主張を一時封印して、法相としての職務を全うするべきだ。


個人的には民主党も千葉法相も大嫌いだが、今回の死刑執行について千葉法相を批判するべきでは無いと思います。

個人的な主張を封印し、職務を全うした千葉法相の行動は立派だと思うんですよね。

どうしても死刑制度が許せないのなら、法律を変える必要が在る。

大変困難な事だと思うが、本気で死刑制度を廃止したいのなら、その困難を乗り越えて法律を変える努力をするべきだと思う。

そりゃ〜千葉法相が選挙で落選した腹いせに死刑執行命令を下したと言うなら大問題だけど、実際には自らの主張を捨て職務に徹したのだろうと思うんですよね。

公人として立派な行動だと思うけどね。


千葉景子氏が死刑廃止論者だから支持してきたんだ。」という支持者もいるでしょうが、死刑廃止を訴えるなら法律を変える事が先だと思います。

千葉法相は法律に基づいて死刑執行命令を下しただけであり、批判される筋合いは無いと思う。


中には「選挙で国民からノーを突きつけられた人物が執行していいのか。これは死刑制度への信頼を損ねる行為だ」と批判する人もいるようだが、まったく馬鹿げた批判だと思う。

大臣は首相が指名して決めるもので、選挙で決まる訳じゃ無い。

そんな事を言い出すのなら、全ての大臣を直接選挙で決めなきゃダメだろ?それも全国区の直接選挙で決めなきゃならん。

そういうシステムにするのであれば、これもまず法律を変えるのが先じゃないか。

私はそういう選挙制度も有りだと思うけど、まず法律を変えるのが先だ。現時点では千葉法相は現在の法律に基づいて命令を下したに過ぎない。国民にノーと言われようがイエスと言われようがそんな事は関係ない。法律に基づいて粛々と職務を全うするべきだと思う。

今回の千葉法相の行動は、誰がなんと言おうが、法律に基づいた行動であり批判される筋合いは無いと思います。


話は変わるけど千葉氏の落選後に一部の弁護士たちが「現在の選挙制度は1票の格差が大きく違法だ」と訴えているが、これも可笑しな話である。

1票の格差問題は以前から指摘されている問題であり、「1票の格差は違法だ」と訴えるのなら、参院選の前に訴えるべき問題であり、参院選が終わった後で訴えるなんて順番が逆である。

次回の選挙までに1票の格差を是正するべきだと訴えるのなら理解出来るが、終わった選挙が違法だと訴えるなんて頭のいい弁護士の行動とは思えない。