環境省の役人はアホか?無駄遣いすんな!

佐渡トキ保護センターで、「天然記念物のトキがイタチの仲間のテンに襲われて死んだ」というニュースは見たことがある。

なんでも、訓練施設の順化ゲージには隙間があって、そこからテンが侵入しトキを襲ったらしい。


そこで、環境省のお役人は「トキの仇」とでも思ったのか、順化ゲージ内に罠を仕掛けテンを捕獲する事にしたらしい。

まあ〜原因究明の為に捕獲するってことは重要だろう。

しかし、環境省はトキを襲った個体なのかどうかDNA鑑定をして調べるらしい。


アホか?


なんでDNA鑑定の必要があるんだ。

イタチの仲間が鳥を襲って捕食するのは、自然界では当然の話である。

トキが天然記念物だとか絶滅危惧種であるというのは人間の勝手な価値観であって、自然界の弱肉強食の掟からは逸脱したものである。

誰かが悪者にならなきゃいけないというなら、順化ゲージのメンテナンスを怠っていた佐渡トキ保護センターや環境省の責任だろう。


テンは目の前の獲物をゲットしただけである。



たとえ話1

例えば、農家の庭先で飼われている鶏が、イタチに襲われて死んでしまったらどうするか。

殆どの場合は、「イタチに襲われるような鶏小屋しか作らなかった自分が悪い」といって諦めるだろう。


中には、怒りに任せてイタチを殺しちゃう人もいるかもしれない。

しかし、ワザワザDNA鑑定までして、本当に鶏を襲ったイタチかどうか調べたりはしない。

そんな事は馬鹿馬鹿しい事だと判っているからである。

しかし、そんな馬鹿げた事を国家規模でやろうとしているのだ。



たとえ話2

ある家で、大切に飼われていた金魚が、隣の猫に襲われて死んでしまった。

家の者は凄く悲しむが「猫に襲われるような金魚鉢や水槽で飼っていた自分が悪い」と諦めるだろう。

中にはお隣に怒鳴り込んで「お宅のドラ猫が、我が家の大切な金魚を襲って殺した。どう責任とるんだ。」と言う人もいるだろう。

しかし、隣人に「うちの猫が金魚を襲ったという証拠はあるのか」と開き直られて、「それじゃ〜金魚鉢に残っていた猫の毛でDNA鑑定をして証明する」って言い出す人は稀だろう。

ワザワザDNA鑑定をする奴はいない。

そんな事は馬鹿馬鹿しい事だと判っているからである。

しかし、そんな馬鹿げた事を国家規模でやろうとしているのだ。


イタチは鳥を襲って捕食するし、猫は金魚を見つけると殺してしまうものである。

もちろん、よく躾けられた猫は金魚を襲ったりしないんだろうけど・・・


基本的に野生動物は、弱肉強食の世界で生きている。

野良猫は金魚を襲うし、野生のイタチは鳥を狙う。

狐や狸、ヘビなども鳥などの小動物を襲って食べるし、ワシや鷹も小動物を襲って食べる。

それが自然界の掟であり、自然界には天然記念物とか絶滅危惧種などという概念は無い。

そんな事も判らないボンクラぶりを、環境省は露呈してしまったばかりか、犯人を確定する為にDNA鑑定までするというのだから馬鹿馬鹿しくて腹がたつ。


DNA鑑定に、どれだけの費用が必要なのかは知らないが、高価だ安価だという問題では無い。

する必要のないDNA鑑定を、国民の税金で行うというなら無駄遣いだと指摘されて当然だろう。

DNA鑑定が無料で出来たとしても、国民の税金で雇われている人間が、必要の無いDNA鑑定を行うならば、そんなもんは給料泥棒だろう。

誰も犯人の特定を望んでいないし、犯人が特定出来たとしても、それをどう今後に生かすのだ。

テンがトキだけを襲わないように、教育でもするというのか。

そんな事は不可能だろうが!

環境省の役人は、そんな事も判らんくらい馬鹿なのか?



自然界の掟

そもそも、自然界で生きるという事は、捕食者から身を守りつつ、他の小動物を捕食するという事だろう。

環境を守るという事は、弱肉強食という自然界の循環を守る事だろう。
(もちろん他にも仕事はあると思うけど・・・)


環境省の人間が、実は全く環境の事など考えておらず、人間の勝手な価値観で動いているという事に憤慨している。



環境省はDNA鑑定など止めるべきである。

動物愛護団体などの反応は知らんが、私は動物愛護などという考えは持ち合わせていない。

環境省が捕まえたテンを処分しようが、逃がそうが知ったことではないが、無意味なDNA鑑定は止めるべきだし、環境省で仕事をしているならば、自然界の掟に従う事が環境を守る事なんだと気がついて欲しいと思う。

環境省の人間が、自然界の循環を理解出来ないという事は、環境省自体の存在意義を否定するような事だと気づけよ。