長妻大臣の考えに賛同する

以前もエントリしたのですが、

以前のエントリ⇒http://d.hatena.ne.jp/kunitaka/20100123/1264258547

両親のいない子ども達には子ども手当が支給されないという矛盾した政府案だった。

子ども達は社会の宝なんだから、社会全体で育てるべきだという主張には賛同するが、両親がいない子どもには子ども手当が支給されないという政府案には、激しい憤りを覚えていた。

私の感覚では最優先されるべき子ども達に支給されないのであれば、本末転倒も甚だしいし、両親がいない=選挙権が無い=票に結びつかない=無駄遣いという民主党政権のバラマキに、子ども達が利用されているという印象さえ覚えた。

確かに「両親がいない場合は誰に管理させるのか?」という問題が出てくる。

管理者(たとえば施設のトップなど)が着服する可能性だって否定出来ないし、子ども達に支給したはずなのに、他の用途で使用される可能性だってある。

単純に「はい!どうぞ」って支給するわけにはイカンと思うけど、だから支給しないって選択肢は無いと思うのだ。



支給方法は、支給開始までに決める

しかし、趣旨が「子どもは国の宝だから、社会全体で育てるべきだ」というものならば、両親がいないので金を管理する者がいないから支給しないって考え方はおかしいだろ?

まず「絶対支給するんだ」って事を明言し、支給日までの間にベストな選択をすれば良い。

問題があるからダメ、困難だから却下では、究極の思考停止である。

心ある政治家ならば、「両親がいない子ども達にも全額支給する」という事を決めて、それから好ましい支給方法を模索する。これが建設的な考え方だ。



長妻大臣の主張は正しい

ミスター年金とか呼ばれていたわりに、なかなか進まない年金改革。長妻氏には厚生労働大臣というポストではなく「年金問題担当」というポストを一時的に新設し、年金問題に全力を傾けさせるべきだった。

厚労相というポストは、仕事の内容が多岐にわたる為、年金問題ばかりに時間を割くわけにはイカン。

しかし、年金受給者は高齢である為、早く対応しないと間に合わない。

だから、年金問題だけに集中して仕事が出来るように、年金問題担当相というポストを一時的に新設するべきだ。

この考えは、今も全然変わっていない。

しかし今回長妻大臣が、児童養護施設などに入っている子供にも「子ども手当」を支給する方針を明らかにした事は、高く評価出来る。

当たり前の事だろ?って気もしますが、政府案は「両親がいない子ども達には支給しない」というモノだったから、物凄く前進したと思っています。

誰がなんと言おうと、長妻大臣の考えは正しい。私は心から評価し賛同する。



民主党

私は個人的に民主党の政策には反対が多い。いまでも「ふざけるな馬鹿者!」と言いたくなる政策ばっかりだ。

ただし、私は民主党政権が嫌いだからと言って、すべての政策や考え方を否定したりしない。

それをやれば、野党時代の民主党と同じ穴の狢になってしまうし、もともと主義主張よりも、一つ一つの政策をシッカリ吟味するべきだと考える。


民主党の政策は、二重国籍の問題や、外国人参政権など、まったく理解出来ない政策が多すぎるが、今回の長妻大臣の「子ども手当て」や原口総務相の「クロスオーナーシップの禁止」には大賛成だ。

それに、小沢幹事長の進退問題などは民主党の人事なんだから、外野がゴチャゴチャ言うべきではない。「民主党の人事に物言いをつけたければ、年会費2000円を支払い民主党サポーターになるなり、年会費6000円を支払い民主党員になってから、民主党の人事に口出しせよ。」と主張している。

民主党員や民主党サポーターは、在外邦人や在日外国人でも、金さえ払えば誰だってなれるんだ。(この規約が外国人参政権に繋がっているという側面もあるが、民主党の規約なんだから民主党が決めるべき事だ。)民主党人事に文句を言いたければ、金を払って民主党員なりサポーターになって言うべきだ。



子ども手当ては総ての子ども達に支給されるべき

今回の長妻発言は、心の底から評価するし、大賛成である。

長妻大臣、頑張れよ。