何が悲しいって・・・政治家やマスコミが低脳でも、俺だけは気づいていたかったよ
鳩山内閣の目玉政策「子ども手当て」だが、あまりにも無様で情け無い政策だったって事に憤りを覚える。
両親がいないために児童養護施設などに入っている子どもに対し、「子ども手当」を支給する予算措置がとられていないことが分かった。厚生労働省が22日開いた与党議員を集めた政策会議で明らかになった。山井和則厚労政務官は会議後、記者団に対して「手当相当分を支給する方法を検討する」と説明した。ただ、財源確保は簡単ではなく、2010年度は支給されない可能性もある。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100122ATFS2203D22012010.html
「子どもには選挙権が無いんだし、両親がいなければ一票にもならないんだから、両親がいない子どもには子ども手当てを支給しない。」と公言しているようなものだ。
子ども手当てなんて、選挙の票集めの為のバラマキ政策だから、一票にもならない子ども手当ては仕分けされちゃったんですね。
なんちゅう政策だよ。そういう子どもたちこそ支給されるべきではないのか?
施設の管理者に支給するのは問題があると思うけど、施設の充実を図る為に使われたり、育ち盛りの子ども達に、今よりも少しだけ栄養価の高い食事を提供する事にだって使われていいと思う。
鳩山総理に問いたい。友愛って、両親がいない子どもとか障害を持った子ども達のためにあるような言葉なんじゃないでしょうか。
朝三暮四の意味を朝令暮改と間違えたって事は、気にする必要はない。そんな小事を気にしているようじゃ、天下国家の為には働けない。
野党時代に、麻生総理の漢字の読み間違いを異常なほど責めていたから、ブーメランと言われてもしょうがないんだけど、気にする必要は無いと思う。
しかし、馬鹿の一つ覚えのごとく、事あるごとに繰り返していた鳩山総理のキャッチフレーズ「友愛」の意味を知らないと言うのでは、全くお話にならないですよ。
6月から支給される10年度の子ども手当は、中学卒業までの子ども1人あたり月1万3000円。現行の児童手当は両親がおらず、施設に入っている子どもには支給されていない。すでに施設で福祉サービスを受けているというのが理由で、子ども手当も児童手当にならって厚労省は制度を設計した。
対象外の子どもは全国で約5000人で、仮に同額を全員に支給するなら必要な財源は6億5000万円に上る。厚労省は「10年度は暫定措置。11年度から支給できるよう検討する」と話している。民主党は子ども手当を「すべての子どもに支給する」とうたっていた。
しかし、メディアだって気がついたら指摘するような気遣いがあっても良かったんじゃないか?
野党議員やメディアは、与党の政策をチェックするという社会的使命を持っているんじゃないのか?
検察に任せればいいような小沢疑惑ばかりに注目し、このような大事な事を見逃していたって事は、野党やメディアも社会的使命を果たしていないと言う証拠ではないか。
まったく、ブサイクな話である。
しかし、もっと情け無いのは私自身である。
特に支持政党を作らず、どの政党に対しても、公正に評価および批判してきたと思う。
常に大勢に偏らず、マイノリティーの意見にも耳を傾けていたつもりであった。
しかし、両親がいない子ども達は、誰かが気づいて助けないと、生きている事すら困難になる。そういう人たちの事を慮って、声を上げるべきだった。
せっかくブログというメディアを持っていながら、気づかなかった自分自身が情け無い。
何が一番悲しいかと言えば、自分自身が気付けなかったことが悲しく、情けなく、悔しいのだ。
まだ間に合うはずだから、声を上げて主張したい。
子どもは社会の宝だから、社会全体で育てるという主張であるならば、両親がいない子ども達にこそ最優先に子ども手当てを支給するべきだ。
そういう子ども達に対して支給される子ども手当ならば、誰がなんと言おうが私は賛同する。