耳掃除は大切だ

2週間ほど前から左耳が聞こえなくなった。

難聴の疑いがあるし、今日は病院に行って来ました。

症状は、左耳が聞こえない。耳鳴り。



検査

医師は、私の症状を聞いて、耳の中を見たりした。

「突発性の難聴かなあ〜」と医者は言った。

私は、家族の介護で疲れていたため、恐らくストレスからくる難聴だろうと考えていたが、医師が「突発性難聴」とか言い出したら、少し不安になってきた。

しかも頭部のレントゲンまで撮りだしたから、「もしかしたら、凄い病気なのかも知れない」と滅茶苦茶不安になった。

頭部のレントゲンの後は聴力の検査だった。

聴力の検査をする人は、「右の耳は正常なんですが、左の耳は難聴ぎみですね」と言った。

私は、「左耳が聞こえないから来たんです。」と答えた。

このとき私はかなり呆れていた。

病院が社交場と化している年寄りなら、たいした症状じゃなくても病院に来るだろうけど、40代の男が平日の昼間に病院に来るって事は、それだけでかなり深刻だと思わんのだろうか。



症状は

ちなみに耳鳴りは一月ほど前から気になりだして、左耳が聞こえないのは2週間ほど前からだ。

聞こえないとハッキリ認識したのは、携帯電話をしながら、メモをとろうとした時だった。

右利きの私は、左手で携帯電話を持ち左耳にあて、右手でペンを持ちメモを取る。

しかし、そのときは携帯電話が全く聞こえなかった。そこで右耳にあてたらハッキリ聞こえた。

その時に左耳が聞こえていないと初めて認識した。

その後は、左から歩いてくる人の足音が、右から歩いてくるように聞こえたり、事あるごとに耳が聞こえていない事がハッキリ認識できた。

しかも、かなり不便だし、正直健康上の不安もあるので病院に診察してもらいに来たのだ。



新たな検査

機械で検査すると、右耳は反応するのに左耳は全く反応しない。左耳はやっぱり聞こえていないのだ。

医師は「全く反応しないなんて・・・」と言っていた。そして「水が溜まっているのか?」とナースさんと話している。

診察台に乗せられ、もう一度耳の中を見られた。

そして医師は「耳垢が詰まっているね」と言った。難聴の原因は耳垢であった。

しかし私は、若い頃から一日に何度も耳かきをする。耳垢が溜まるなんてことは考えられない。

医師は私の耳の奥から何度も何度も耳垢を取り除いている。

しかも、耳の中を容赦なく引っ掻き回すので、私の目じりには涙が浮かんできた。滅茶苦茶いたいのである。

そして医師が「コレが大きい」といって耳垢を取り除くと、ス〜ッと空気が入ってきたような感覚があった。

あれ〜???本当に耳垢が原因だったのか?

私は医師に「毎日耳かきをするんですけどね」と言った。

すると医師は「耳かきするときに耳垢を奥に押し込んでいたんですよ」と言った。

しかも、かなり奥に押し込んでいたらしく、一度で取りきれないから来週も来なさい」と言った。

その頃には気になっていた耳鳴りは気にならなくなっていたし、耳もよく聞こえるようになっていた。

しかし、耳垢が詰まったくらいで、全く耳が聞こえなくなるものだろうか。

しかし、音と言うのは空気の振動である。耳垢がキッチリ空気をふさいでしまえば、振動が伝わらないし、聞こえなくなるのは当然だろう。

冷静に考えたら、その通りだし、以前から気にならない程度の耳鳴りはしていた。耳垢が詰まったために耳の中で耳鳴りが増幅したんだろうと思う。

しかし、耳垢のせいで診察料4190円は痛い出費だ。レントゲンを撮ったし、それくらいは掛かるんだろう。薬代は890円だった。耳垢のために合計5080円の出費・・・

泣きたくなるほど痛い出費である。

「耳掃除はシッカリ、キッチリ、丁寧にやらないとイカンな」と痛感した。