曹操の墓は見つけちゃいけないんだよ!

日記のタイトルは日々の小さな感動日記なのに、最近怒ってばかりの記事が多いので、このままじゃイカンなと感じているんですが、またしても腹立たしいニュースを発見、なんと三国志の英雄・曹操の墓が暴かれた。

ちなみに、曹操の墓と伝えられている墳墓はたくさんあるんですね。

墓を荒らされる事を嫌った曹操が、ダミーを沢山作ったからだと考えられているんですが・・・

その中の一つが、本物の曹操の墓だと断定されたってニュースなんですよね。



日本での影響

日本での反応は、Yahoo!さんのコメントやハテブのコメントを見てみると、歓迎ムードと中国の発表なんて信じられないという反応が大半のようです。

歴史ロマンなんでコメントしている人もいるほどです。



好奇心と浪漫

ちょっと待ってくれ!本当に歓迎すべき発掘なのか?歴史のロマンなんて・・・ありえないだろう。

曹操は、自分の墓が暴かれるのを嫌って、恐ろしいほどの労力を費やして、沢山のダミーまで作ってるんだぞ!

喜ぶどころか・・・泣いていると思うぞ。

歴史ロマン・・・そんな自己中心的な発想が湧いてくる事自体ありえない。

曹操の墓に限らず、邪馬台国の場所や卑弥呼の墓だって、謎のままだから歴史ロマンなんじゃないか?

見つけて解明したいという欲求は、知的好奇心や知的探究心からの欲求であって、その事自体を否定する気は無いけど、謎に包まれているから歴史ロマンを感じるんじゃないのか。

謎のまま、後世に残しておけば、未来の人たちの歴史ロマンになるんだよ。

発掘して解明しちゃったら、歴史上の事実って事になって、浪漫もへったくれも無くなるんじゃないか。

21世紀最初の暴挙といえるような発掘だと思うね。

古代遺跡の発掘なども、ありゃ〜研究であって、浪漫とか精神的な意味合いは薄いと思うんだ。

浪漫というなら、解明しても解からなかったフリをして、墓場まで持っていくもんだと思うんだよね。



私だけだろうか・・・

個人的には歴史的暴挙だと思うし、故人的には曹操だってあの世で「とうとう暴かれてしまったか・・・無念!」と思っているに違いないと思うんだ。

先人(曹操)の遺志を踏みにじって、子孫達の浪漫を奪ったような話だと思うんだけどね。

1800年間守られてきた曹操の遺志が、2009年に踏みにじられたって思うのは、私だけだろうか。