民主主義って

民主主義って多数決主義に過ぎない

民主主義って事実上の多数決主義なんだから、社会を構成している人たちの職業や思想の変化で、様々に変化するモンだよね。

例えば、今までの日本でいえば、一部の資本家(ブルジョワジー)と大勢の労働者(プロレタリアート)で構成されていたんだから、資本主義から共産主義に変化した。

私は知る限り、昭和40年代頃までは、選挙のたびに「親父(社長の事)、今度の選挙では誰に投票したら良いんですかい。」って従業員のまとめ役(だいたい会社のナンバー2)が聞きに行っていた。
(組合も無いような中小企業の場合)

この時代は民主主義=資本主義だった訳です。



共産主義

ところが情報化がすすみ、会社ぐるみで誰かを支持するような時代は終わり、個人個人が自由に投票するようになった。

なんの縛りも無いから事実上の投票率は急落したが、大企業の労働組合は組織ぐるみで政党や政治家を支持し続けた。

労働者(大企業の組合員)の意志が色濃く反映される社会になった。



共産主義日本共産党の矛盾

民主主義=共産主義プロレタリアート主義)になったんだけど、なぜか日本共産党は反目。確立された野党としての道を選んだのだろう。

日本共産党の矛盾点は、後日またエントリしたいと思うけど、少なくとも共産主義的要素が希薄になっているという事実は指摘したい。

マイノリティーの代弁者としての道を選んだのだとしたら、それはそれで評価に値すると思うんですけどね。



変化そして高齢主義

日本における民主主義とは、資本主義から始まって、共産主義に変化。そして、現在は高齢主義に変化しつつあると考えています。

高齢者は、社会福祉受益者の中心ですから、社会福祉を受ける権利を持っている人たちで、資本主義と似ているけど、資本じゃないから高齢主義と勝手に名づけました。

資本主義は、資本を持っている人たちと、資本家を取巻く人たちが中心の社会。

しかし、高齢者の場合、医療や介護など仕事を作り出す人たちだけど、彼は潤沢な資本を持っているとはいえないし、社会福祉受益者としての資格を有しているだけです。

同じように既得権益の受益者ですが、資本じゃなく受益資格保有者なんですよね。

一緒には出来ないなと思ったので、高齢主義と名づけた訳です。

高齢化社会がすすみ、高齢者がマジョリティーに変わりつつある現在は、高齢主義社会になりつつあると言えると思います。



多数決主義

民主主義って、ぶっちゃけ多数決主義なので、「民主主義!民主主義!!」って声高に叫んでも、国民の構成比率によって変化する考え方なので、資本主義にもなれば、共産主義にもなる、そして今・・・高齢主義に変わりつつある訳ですよ。

そんな中で、政府がどうのこうの言っても始まらない。

断っておくが、私自身は自民党も嫌いだが、民主党なんてもっと嫌いである。ついでに言うと鳩山総理なんぞ、全く信用していません。

しかし、今の状況では誰が首相になろうが大きく変わるような事は無いでしょう。

民主主義って声高に叫んでも、民主主義自体がそれほど大層なシロモノではないんだから、世の中よくならないって!



日本は民主主義国家か?

本当の民主主義国家じゃないと指摘する人もいるけど、そんなの当たり前の話で、我が国の憲法は、戦勝国アメリカ様からお借りした借り物憲法ですよね。

日本国憲法は、日本人が作ったものではなく、アメリカ様からお借りした借り物なんだから、まずは自分達の手で日本国憲法を作るべきなんですよ。

改憲派護憲派が激しい論争をしているシーンを見かけると、ドッチも子どもっぽい議論だと感じる訳です。



日本人の日本人による日本人の為の憲法

そもそも、自分達が憲法を考えないで、アメリカ様が用意してくれた草案を翻訳し、加筆し続けているだけなんだから「改憲も護憲もまだ早い!」「まずは、自らの手で日本国憲法を制定せよ」って思うんです。改憲とか護憲なんて話は、自分達の手で憲法を作り上げてからの話だと思うんですよ。

そういう基本的な事をスルーして、民主主義民主主義って騒いでも、政策自体がブレブレになるのは当然だと思います。



政権与党と首相

私は、脱税総理なんて爪の先ほども信用してないし、弁護する気などサラサラ無いのだが、タダでさえ有権者の構成比で揺れ動くシステムなのに、基準とするべき憲法が借り物憲法なんだから、そりゃ〜纏まるものも纏まらないという状態に陥るのは避けられないわけですよ。

鳩山総理を擁護する気はないけど、誰がやっても同じだと思うんです。

誰がやっても同じなんだから、首相が鳩山由紀夫でなきゃイカン訳でもない。さっさと引責辞任するべきだと思っているしね。



日本国憲法

現在の日本国憲法は、世界に冠たる平和憲法ですが、自国民の手で作り上げた憲法じゃないので、国民は愛着も無ければ、誇りにも思っていないわけです。

やっぱり自分達の手で、借り物憲法より優れた憲法を作り出すべきなんですよね。

言っておくけど、現在の憲法が借り物憲法だと指摘しているのは、憲法制定に参加した白洲次郎氏の指摘ですから、間違いないと思いますよ。

護憲派は突っかかりたいだろうけどね。