狡賢い生前贈与の手法
相続税を払わない方法
ホリエモンがブログで相続税を払わなくて良い方法をばらしちゃってます。
上杉隆氏の著書「世襲議員のカラクリ」から引用しているようですが、「こんな方法があったのか!?」と目から鱗が2000枚くらい落ちた気がしました。
簡単に要約すると
- 死ぬ前にとりあえずどこかで選挙に出る。
- 自身の資金管理団体(A)に相続したい財産を全額寄付
- 相続を受ける側は、複数の資金管理団体(B〜Z)を設立
- (A)の資金管理団体から(B〜Z)の資金管理団体に5000万ずつ寄付
こうすれば相続税は課税されないらしい。
政治家の特権と世襲議員
この方法が合法なのだから、そりゃ使わない手は無い。
という事は、相続税を納めたくなければ、政治家にならなきゃいけないって事になるかと思えば、そうでもない。
選挙に出ればいいのだから、政治活動など一切行わず、選挙の時だけ供託金を支払い、立候補すれば良い。
選挙期間中はみかん箱と拡声器を持って、駅前あたりで好き勝手わめいていれば良い。
(そう言えばそんな感じの候補者って良く見かける気がする。)
こんな事でよかったら、誰だって選挙に立候補するのである。
間違って当選しちゃった時は知らんけどね。
ホリエモン
ホリエモンのおかげで、素晴らしい法律の抜け穴を学んだ訳だが、我が家には相続するような資産は無いから、この方法は将来私がお金持ちになった時に使わせてもらうつもりだ。
しかし、お金持ちになったとしても相続すべき子どもがいない。
よって・・・まったく役に立ちそうも無い情報になってしまった。
世襲議員
しかし、この法律の抜け穴を利用するためには、選挙に出なきゃいけないし、親が政治家だったら子どもは相続税逃れの為に政治家にならなきゃいけない。
政治に興味は無いけど、相続税を払いたくないという理由で立候補する不届き者が現れる事は間違いない。
そして現在のように多くの世襲議員が誕生するという現象に陥るのだが、相続税逃れが目的なので、政治の勉強なんぞやらないだろうし、有権者の事なんか二の次だろう。
でも、子孫に財産を残すために政治家を続けなきゃならんし、覇気もやる気も無いような議員が増える事になる。
悪循環という言葉がピッタリな状況である。
政府の景気対策とか違法献金とかより、この法律の抜け穴を埋めないと、日本の将来は危ないぞ。
でも・・・なぜ鳩山兄弟はこの方法を使わなかったんだろう。
ホリエモンは「鳩山ママに正しい相続税節税の方法を教えてあげるわ」と書いているが、先祖代々議員一族なのに知らなかったとは思えないんですけどね。
やっぱり、お金って奴は持ちすぎると脳みそに悪影響を及ぼすのかもしれませんね。
良かった!貧乏人で!!←どう見ても負け惜しみやん