佐賀県では新型インフルエンザの予防接種を

新型インフルエンザに対する対応

佐賀県内の基礎疾患(持病)のない1歳から小学3年生は、16日から新型インフルエンザワクチン接種を受けられるらしい。

新型インフルエンザワクチン接種で佐賀県は13日、「基礎疾患(持病)のない1歳から小学3年生」と「基礎疾患のある人」に対する接種の開始を前倒しし、16日から行うことを決めた。小学校低学年の子どもへの接種前倒しは厚生労働省の要請を受けて検討し、感染者に子どもの割合が高いことなどから決めた。
引用:佐賀新聞ひびのニュース 新型ワクチン接種 佐賀県内の1歳〜小3、16日から
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1473340.article.html

本来なら、16日から予防接種が出来るのは「妊娠している人」と「基礎疾患を持っている人」だけだったのですが、厚生労働省の要請に応える形で、1歳から小学3年生の子どもにも予防接種を受けられるようにしたようだ。


ワクチンの数が足りるようなので、それは良い判断だと思いました。


もちろん、ワクチンの数が不足していて、早い者勝ちみたいな感じになるようなら、1歳から小学3年生のお子さんには、順番を待っていただくしか無いと思うけど、数が足りるのであれば前倒しにして構わないし、出来ればそうして欲しいと思う。



他の自治

なお、全国19都府県が同様に前倒し、16道県が検討している途中らしい。

こういう事は、各自治体がどれだけワクチンを確保出来たかにもよるので、「前倒しにしたほうがいい」とか「当初の予定通りに進めるべきだ」という問題では無い。

自治体が、ワクチンの数と対象者の数を考慮して決めたらいいと思う。ようするにケースバイケースという事だ。



非常に好ましい傾向だと思う

しかし、今までのお役所仕事というものは、融通が効かないというか、「決まりだから」という一言で片付けられていたように思う。

だから、今回の新インフルエンザワクチンの予防接種前倒しは、国民にとって非常に良い傾向だと思う。

しかも、今回は厚生労働省からの要請ということで、「厚労省も風通しのよい組織に変わりつつあるな」と評価しているのだ。

やはり、どんな組織でも時代の移り変わりに合わせて変化しなきゃいけないのだ。



事業仕分け

現在、政府の行政刷新会議事業仕分けを行っている最中だけど、官僚も変わりつつあるんだという事を理解したうえで話を進めるべきだと思う。

どうも仕分け人という人たちが、人の話を聞けない人たちが多すぎるように感じるのだ。

国会議員と民間有識者といわれる人たちが「仕分け人」として事業仕分けを行っているが、初めから「官僚=敵」という固定観念を持っている人が多いという印象なのだ。

特に担当者が話している途中なのに、割り込んで話を始める仕分け人には呆れるというか、情け無いと思う。

本当に国会議員と有識者なのか?と思うのだ。

有識者って「学識のある人」や「見識の広い人」って事だろ?


人の話をマトモに聞けない人が混じっているだけで、仕分け人全体が低レベルに見えてしまうのだから、注意して欲しいものだ。



大幅な予算削減が前提

しかし、現在出されている概算予算の請求額が異常に大きすぎるので、全ての事業をそのまま進める訳には行かない。

事業仕分けを行う以上、大幅な予算削減が大前提であり、多くの事業が廃止および見直し再検討という事になるのは避けられないだろう。


だからこそ、仕分け人の人たちは、担当者の話を良く聞かなければならないと思うのだ。

「廃止および再検討が前提だから、担当官の話など聞く必要が無い」と考えているのであれば、仕分け人には不適合だろう。


「担当官の説明に、真摯に耳を傾け、よく吟味して優先順位を考えてから結論を出す。」なんて、当たり前の話だと思うんだけどなあ〜。