八方美人は損をする
八方美人
私は不特定多数のお客さんと接する仕事をしていたせいか、どうしても八方美人な態度になる事があります。
そんな私に、ある人が「八方美人は損をする。思いっきり敵を作ってみろ!敵の数の程ではないが、強力な味方が出来る。数は少ないが、少数精鋭の味方が出来る。」と言ってくれたことがあった。
当時の私は全く理解出来なかったが、最近になって「なるほどなあ」と思う事がある。
100人の敵を作れば、どんなに悪くても5〜6人の味方が出来るようだ。
そして大多数の敵がいるのに味方になってくれる人は、私がどんなに逆境に立たされたも味方してくれる。
年上とか年下とかはあまり関係が無い。
しかも、私が悪い時には言い難い事でもハッキリと言ってくれる。
八方美人で誰からも好かれる人間でも、やはり何%かの敵は出来るものだ。
世の中には100%なんて在りえないんだよね。
悪い時には諌めてくれる味方って有り難い
私が悪い時や失敗した時には、ハッキリと「ココが悪い」って言ってくれる人間ほど有り難い存在は無い。
指摘されて逆ギレするようでは話にならないが、一応私は他人の諫言は素直に聞く事にしている。
そうする事で自分自身が向上するって信じているんですよね。
本当に向上しているかどうか怪しいもんだけど・・・
ただ自分が八方美人で、誰に対しても当たり障りの無い態度だったら、相手も当たり障りの無い態度になるから、諫言してくれるって事は稀というか、まず在りえないんですよ。
そういう意味では、やっぱり八方美人は損だし、敵を作るって事も重要な気がします。
ただ、敵100人と味方5人なんて極端な事は、そうそうあるもんじゃないんですけどね。
そして、何かの都合で敵になったり味方になったりする奴が100人いるよりも、どんな事があっても味方をしてくれる5人の方が、はるかに有り難いんですよね。
それが解っていても、「わざわざ敵を作る必要は無いなあ」と考えちゃうんですよね。