飲酒について

前々回の記事にトラックバックがついたので、トラックバック先のエントリを読んだ。

記事の最後で私が

酒は適量を守り上手に付き合うべきだという事は昔から言われている事なので、自戒の気持ちは忘れないようにしたい。

と締めくくっている事が気に入らないらしい。

引用のマナー

イチイチ反論するほどのものではないと思ったが、引用の仕方が不愉快なので反論しようと思います。

飲酒は適量を超えないように上手に飲むことが大事だという事は事実のようです。
酒は適量を守り上手に付き合うべきだという事は昔から言われている事なので(略)


「適量」「ほどほどに」への疑問〜鼻毛の長い人生
http://d.hatena.ne.jp/archytas/20090910/1252572980

なんと「自戒の気持ちは忘れないようにしたい。」という私の結論を略している。

メディアなみの印象操作で、不愉快かつ卑怯だと思いました。

引用するなら、大切な部分を略してもらっては困る。

結論や主張を略して引用するのは、マナー違反だと思うのです。

鼻毛の長い人生さんの主張

鼻毛の長い人生さんの主張したい事は、

アルコール問題を言及しているときはアルコールは絶対的に「悪」だという姿勢を貫くべきだと私はいいたい。

と言うことのようです。

「アルコール問題を言及しているときは」と限定して主張して居られますが、アルコール問題とは、健康上の問題や迷惑行為、借金、人間関係破壊などのネガティブな問題もふくまれますが、同時に酒税や人間関係構築、食欲増進などのポジティブな問題も含まれるのではないでしょうか。

酒飲みの私とこの方の接点があるとは思えませんが、この方は「酒飲み」に対してかなり偏向したイメージを持って居られるようです。

「酒飲み」が嫌いなら嫌いで構わないのですが、アルコール問題を言及する上で、アルコールは絶対的に「悪」なのでしょうか。

「昔、酒飲みに酷い目に遭わされた」とか「家族がアル中で苦労した」など、人それぞれ事情はあると思いますが、大半の社会人は上手に酒と付き合い、人間関係を円満に保つ事に役立てています。

飲酒が原因で体調を壊したり、人間関係を壊したり、人生を棒に振るような人は、限られたごく一部の人だと思います。

一部のネガティブな問題を抱えた人達を対象にして、アルコールは絶対的に悪だと決め付けるのは如何なモノかと思うのです。

「問題」をネガティブなものだけに限定しているのかも知れませんし、一般的にはネガティブな問題に限定する事が多いので問題は無いのかも知れませんが、結論を省略して引用されているので、印象操作のイメージを強く感じたので、あえて言及させて頂きました。

私の主張

問題を抱えるような無茶な飲み方は論外ですが、人間関係の潤滑剤として、また営業などビジネスツールの一つとして有益に利用すれば良いのだと思います。

もちろん、料理を美味しく頂く為にも酒は有り難い存在だと思うのです。

酔っ払って他人に迷惑を掛けるような行為はいけませんが、酔って楽しい気分になるのが悪い事だとは思いません。

仕事の付き合いで飲んで、帰宅したら家族に「酒臭い」と嫌われるなど、ネガティブとポジティブの境界線が曖昧な場合が多いのもアルコール問題の特徴のような気もしますね。

この場合も、離婚に発展するような飲み方は慎むべきだけど、職場の仲間と親睦の飲みニケーション(最近は全然聞かない)するのは良い事だと思います。