続々 よしもとばななさんの話題
話題の論点が進化している?
よしもとばななさんの話題の続きだが、話題がすり替わって来ているように思う。
なかなか面白いし、私が気がつかなかった部分もあるので、この「ばなな祭」は暫く続いてくれないかと考えている。
チェーン居酒屋なんて、不特定多数のお客さんを対象にして、低価格が売りの居酒屋だと思っているので、私にはよしもとばななさんが横柄なクレーマーにしか感じなかった。
しかし過去にチェーン居酒屋で嫌な思いをした事がある人は、完全にマニュアル化されたサービスに対し、「融通が利かない」と感じている人も多いという事がわかった。
確かに融通は利かないと思う。ケースバイケースの対応が出来るチェーン店なんて聞いたことがないのである。
私は、「郷に入らば郷に従え」というスタンスで生活しているので、自分の要求を押し付けたりしないし、チェーン店で融通が利かなくても不愉快になる事はない。
しかし同じ記事を読んで、チェーン居酒屋の融通の利かなさを指摘する人がいる事も事実であり、なかなか面白い。
論点がすり替わっているように感じるが、元々よしもとばななさんが書きたかったのは、チェーン店の融通の利かなさだったのかも知れないな。
ただ、彼女の文章力不足で、多くの人の反感を買ったことは事実であろう。
執筆業のよしもとばななさんに対して、文章力不足を指摘するのは如何なものかと思うけど、まあ彼女の場合、文章力で執筆業に就いた人じゃないし、親の七光りというか高名な吉本隆明氏の次女(だったと思う)という立場を思いっきり利用して職を得た人なので、文章力不足は仕方が無いとさえ思う。
文章力に関しては、私はよしもとばななさんより低レベルなんですが・・・私は執筆業のプロではないので勘弁していただきたい。
それに親の立場や名前を利用する事が悪い事とも思わない。
使えるものは何でも使うような貪欲さって、向上心のある人なら誰だって持っているものだと思う。悲しい事に、仕事に利用できるような高名な親を持っていないだけの話なのだ。
論点が変わっても
論点や視点を変えたところで、よしもとばななさんの行動を擁護するような気には全くならない。
彼女は、心の中に特権意識をもっていて、他人を見下した態度だったということは間違いないからだ。
しかもルール違反を正当化しようとする根性が気に入らない。
前も書いたと思うが、事前に店長に事情を説明していたら避けることの出来たトラブルであり、45歳の大人が、その配慮を欠いたという事が、同年代としては非常に情けなく感じるし、「こんな奴と一緒にされてはタマッタもんじゃない」と感じるのだ。
チェーンの居酒屋の融通の利かなさは、無駄をトコトン排除したマニュアル化によって実現した低価格に反映されているのである。
その事を理解するのが先の話である。
45歳にもなって、そういう事に配慮出来ないばかりか、逆ギレしてエッセイに書くなど、マトモな神経とは思えないし、彼女の人脈と言うのも怪しいものである。
しかし、面白い方向に話題が展開している事は確かだと思う。私にはチェーン居酒屋のマニュアル批判になる要素を見出せなかった。考えさせられた事には感謝である。
それに、「こんな大人になっちゃいけないよ。」という反面教師的な評価をすれば有意義な文章かも知れないとさえ思う。