お盆と夏休み

お盆が終わりました

お盆と言う事で、初盆のお宅を訪問したり、我が家のご先祖さまをお迎えして、御霊供膳(お供え物)を準備したりお供えしたり、慌しい期間ではあった。

終わってからホッとしていると、一日が過ぎるのがやたら早く感じた。

折角の日曜日なのに、どこかへ出かけるという事も無く、テレビを見てぼんやりと過ごしてしまった。

後片付け

お盆の飾りを片付けて、供膳用の食器類を片付けようと思ったのだが、食器を洗っただけで終わりにした。

また一年間、戸棚の奥にしまい込無のだから、ゆっくりと自然乾燥してから仕舞いたいと考えたのだ。

子どもの頃は、お盆が終わると楽しい夏休みが終わりに近づいた事を実感するので、なんとなく絶望的な印象を受けていたが、大人になってしまえばお盆が近づくと忙しくなり、お盆が終わるとホッとするようになった。

お盆一つ考えても、立場によって印象が違うものだな。

まあ私には夏休みの宿題などという無粋なものは無いので、子どもの頃のような絶望感を味わうことは無いのですが・・・。

夏休みを思い出してみた

子どもの頃は、お盆が終わると夏休みが残り2週間しかない事を実感する。

夏休みの宿題などと言うモノは、夏休みに入って2〜3日やっただけで、後は全く手付かずの状態であった。

「どうしよう・・・滅茶苦茶頑張らないと終わらないぞ。」と途方にくれるのである。最終的には「もう宿題はやらない。残りの夏休みを精一杯遊ぶ。」と割り切ってしまうのだが、子どもなので2日ほどは真面目に苦悩するのである。結局やらないんだから、苦悩する必要もないのであるが、たった二日間の苦悩が私の最低限の良心というモノなのだろう。

そして小学5〜6年生になると、夏休みの宿題など初めからやらない。宿題をやらなかった言い訳すら考えないという横着な子どもになるのである。

その頃にはラジオ体操すら参加しない夏休みを送るようになっていたし、中学になると宿題など出なかった事になっていた。部活が忙しいので宿題などやっていたら、折角の夏休みが部活と宿題の日々になるのである。そんな馬鹿な選択はしない。

あまり人様に胸を張って報告できるような夏休みの過ごし方ではなかったのだが、成績は上の下くらいで安定していた。だから「勉強しなきゃ」と感じた事がないのである。

この頃真面目に勉強する習慣を身に付けていたら、大人になって苦労しなくて済んだのかもしれない。