坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの意味

嫌いな人がいたら、それに関係する物まですべて嫌だったり嫌いになる事。

酒井法子さんの「碧いうさぎ」が売れていた

酒井法子さんが覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されてから、酒井法子さんのヒット曲が馬鹿売れしたようです。GoogleYahoo!で「碧いうさぎ」が急上昇ワードの上位にランクイン。

プチブームになったようですが、背景にはテレビのニュースで酒井法子さんの曲が繰り返し流れるので、聞いたことが無い世代は「この曲いいなあ〜」と思ったのだろう。

もしかすると廃盤になるかも知れないので、将来の値上がりを期待して投資目的で入手した人もいるかも知れません。

ところがレーベルゲートの「mora」では、酒井容疑者の楽曲をすべて配信停止しているようです。

碧いうさぎは良い曲だ

しかし「碧いうさぎ」は非常に良い曲だと思うわけです。

違法行為をした歌手の持ち歌だからって、配信停止は如何なものだろう。

曲自体が素晴らしいなら、歌い手の素性や経歴などは問題にする必要は無いんじゃないかと思う。

歌い手さんの違法行為で、素晴らしい曲が聞けなくなるなんて、こんな馬鹿な話はないと思う。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感情は良く判るが、作品に罪がある訳じゃ無いし、配信停止と言う措置には共感出来ない。

価値のある作品は、提供者の素行や品格に左右されない

芸術と言う物は、提供者の人格や品格に左右されるものじゃない。

提供者側の価値を上回るほど価値がある作品だからこそ、多くの人々から評価されるものじゃないだろうか。

芸術家でもない私が、こんな事を言うのはオコガマシイと思うのですが、酒井法子さんが逮捕されたからと言って、「碧いうさぎ」の価値が下がる訳ではない。しかも多くのユーザーは、自らアクションを起こして入手しようとしている。

配信停止には疑問を感じますね。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とばかりに、配信を停止する必要は無いと思う。