ベーシックインカムについて

ベーシックインカムとは

ベーシックインカム(basic income)とは、すべての人々に無条件に一定の所得が与えられる制度である。

収入の有無に関わらず最低限度の所得を得られる制度です。

資金力も学歴も問われずに、就労の義務も無く、毎日ぼんやり過ごしていても、ある一定の所得が得られる制度なんです。

ベーシックインカムの財源

人間が怠け者になるような制度ですが、メリットとしては、年金・失業保険・生活保護・児童手当(子ども手当て)などの保障制度は、ベーシックインカムに一元化出来ます。

夢のような制度ですが、「じゃー、その財源はどこから出てくるんだ?」という疑問が沸いてきます。

しかし、ベーシックインカムは現行の制度で財源を論じる事とは、多少ニュアンスが違います。

ベーシックインカムは、あくまでも最低限度の生活費を、国民に支給するという制度なので、それだけでは贅沢な暮らしをする、または維持するほどの大金が支給される訳ではないのです。

その最低基準の設定にもよるのですが、海外旅行をしたり、携帯電話を使ったり、高級レストランで食事をするようなお金が支給される事は無いでしょう。

現在の生活を維持する為には、やはり働くざるを得ないと言う事です。

そして財源は働く人の収入に課税して作られるでしょう。

働くに決まっている

よって、大半の人が働く事になるのです。今更、携帯電話無しの生活に戻れるものではありません。

一部の怠け者は、働かなくても餓死することは無いですが、逆に働いて収入を増やしたい人には、かなり高いハードルを越えなければいけない制度と言えるでしょう。

また、高齢や健康上の理由で働けない人は、現状より所得減になる可能性も秘めています。

それでも増収を目指す人は働きます。より効果的に働くようになるでしょう。

現行と大きく変わらない

就業の義務がなくなりますが、現行の生活レベルを落としたくない人は、結局働く事になります。

一部の支持者達が大絶賛するほどの夢の制度ではありません。

ベーシックインカムが導入されても、生活保護公的年金、失業保険・児童手当などを一元化するだけの制度になる可能性が高いと思います。

働かざるもの食うべからず

働かざる者、食うべからずという考え方はなくなるでしょうが、それでもみんな働くと思います。

他人と同等を望むのが人間の本音であり、お隣よりはハイクラスの生活をしたいと思うのが人情です。

不必要とは思いませんが、現行の制度とどう違うのか、良く判らないです。