4月になって
4月になって、新しい年度が始まった。
学生さんたちは新学期を迎え、進級してイッコ上の学年になった。
新しいランドセル
真新しいランドセルを背負った少年少女たちが、5〜6人ほどの小学生の集団に混ざって登校していた。
ピカピカの一年生だろう。
最近は、小さな子供が犯罪に巻き込まれたり、犯罪被害者になったりする為だろう。大通りを登下校している。
昔は、「交通量が多い道は危険だから」という理由で、裏通りを登下校したものだ。
それが今では、人通りの少ない道のほうが危険なのだ。
自動車よりも人間の方が危険だという事である。
情け無い話だ
私の場合
私は小さな子供が大好きだ。だから朝暇があったら子ども達の登校風景を見ている。
田舎なので、親の名前を言ってもらえば、大体顔見知りである。
そんな田舎でも、人通りの少ない道は危険らしい。
私の家の前には横断歩道がある。よく観察していると面白い。
横断歩道では、右手を上げて左右の確認、車が止まってくれたら横断開始。
ここまでは、大半の子供たちがちゃんと出来る。
しかし、横断歩道を渡り終えたら、サッサと前を向いて歩いていく子供と、一度振り返って、停車してくれた車の運転手に会釈して立ち去る子供とに別れる。
子供の事なので、会釈無しでもドライバーはなんとも思わないだろう。しかし、振り向いて笑顔で会釈されたら、なんだか嬉しい気分になる。
チルドレンセラピー
その様子を見ているだけでも、非常に良い気分になるから不思議だ。
子ども達の笑顔は、最高の癒し効果があるらしい。
そのうち「アニマルセラピー」のように、「チルドレンセラピー」とか出来そうである。
少し話がそれたが、振り向いて笑顔で会釈する子供の親御さんは、キチンとした躾をしているんだなと感心するのだ。
私の後輩で、クソ生意気な奴がいるのだが、そいつの子供も非常にお行儀がよく、キチンと会釈する。
きっと出来た奥さんが、優しく躾けているんだろうなと思うと、ちょっと顔がほころぶのだ。
子供たちは今日も元気に登校していました。