父の入院と今後

父の入院

父の入院について、お医者さんから説明を受けた。
父は、お医者さんの話をどう聞いていたのか?
私には、今年中に退院出来るようなニュアンスで話していたのだが
本日センセイの話を聞いてみると

退院はまだ早い

「まだ退院は出来ません。」という事であった。
私は、「父から退院出来ると聞いていたんですが?」と説明したが
現在、次の受け入れ先を探している最中だと言う事だった。
全く話が違うのだが、私の父は
「人の話を自分の都合の良いように解釈する」タイプである。
「家から通院という形では駄目でしょうか?」と一応ダメ元で聞いてみた。

センセイの考え

センセイは、「家に帰ると、また酒を飲んで症状が悪化する。どうしても家に帰ると飲んでしまうと思うんです。」と考えを語ってくれた。
何も言い返すことが出来なかった・・・
家に帰ると、父は絶対に酒を飲むだろう。
またしても支離滅裂な屁理屈をこねて、正当化して飲むと思う。
この事は、100%と断言できるからだ。

父の反応

父にこの話をすると、「金がない」とか「受け入れ先が無い」と転院を嫌がった。
入院費を支払っているのは、私である。
それも70歳を超えているので、一割負担なので私の負担は少ない。
転院先を探しているのは病院で、誰も父に探せとは言ってないのである。
彼の屁理屈は、まったく的外れなのだ。
そして最後にお決まりの
「もういい!死んだ方がマシだ!!」と言うのである。
本来なら、「馬鹿か!何の為に皆心配している。病院の医師や看護師だって、命を救う為に過酷な労働条件にも関わらず頑張ってくれているやろう!!」と言ってやるところなのだが、病院で大きな声を出すわけにも行かず、どうせ言っても理解出来ない人間性なので無視した。

医療費だって

そして、医療費だって健康保険から負担してもらっているのだ。
確かに、本人も長い間健康保険を支払って来ただろう。
しかし、「死んだ方がマシだ」と我侭を言って、自分で努力しない人間の為に使うべきではない。しかしこんな奴は、イザって時には「死にたくない」と言うだろう。

本来なら

本来なら、二年前に胃がんの摘出手術をした後、酒やタバコは止めるべきなのだ。
それを、いくら言っても聞かず、再び体調を崩したのだ。
今年は2回目の入院である。
しかも、二回とも私が病院に連れて行くと言ってるのに聞く耳を持たず
救急車で運ばれるまで、病院に行かなかったのだ。

今後

今後退院出来る保証は無いのだが、
「家に帰ると酒を飲むから退院させられません。」
と医師から宣言されたのだ。
しかも、本人は全く反省していないし、退院して酒を止める可能性は無い。
事実上の、永久入院を宣言されたようなモノである。
父もショックだろうが、彼は反省して酒もタバコも止めるなら、退院できないわけではない。自己責任なのだ。
しかし、事実上退院の見込みが無いと聞かされた私は・・・
滅茶苦茶ショックである。
「わが親ながら情け無い。」と思ったことは、今までに数え切れないほどあった。
しかし、今回は全く打つ手無し。最悪の状況だと言えなくもない。

負けられん

状況は最悪だけど、こんな事では負けられん。
四六時中見張っている訳にもいかないし、退院はあきらめた。
なんとか、入院費を稼ぐ事しかない。
自分に出来る最善を尽くす。
ただそれだけである。